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尋問




え?小エビちゃん?知んないけど…。
なんかあったの?え、三日前から行方不明?
そうなんだ、えー。自分の世界に帰ったとかじゃない?学園の外出るとか難しいでしょー。
心配じゃないのかって?うん。別に。だって小エビちゃんって構えば面白いけど、最近構ってくんなくなったし。理由聞いたら彼氏ができたとかどうとかー。あ?お前が?へーそうなんだー。どうでも良いけど。
小エビちゃんが行くところに心当たり?あるわけないじゃん。だってオレ、彼氏じゃないし。つーか彼氏なのにそんなんも知らないの?それってお前の妄想じゃないの?番失格でしょ、そんなん。

…ちょっと、なーに怒ってんの?オレさーわざわざお前のために時間取ってあげてんだけど。オレだって忙しいわけよ。特に最近は。だからお前に構ってる時間ないの。もう良いよね、帰っても。

え、小エビちゃんが最後に会うって言ってたのがオレ?そうなんだー。でも知らないって。しつこいな、お前も。オレ忙しいんだって。帰って水槽の掃除しないといけないの。最近さー水槽でお魚さん、飼い始めたんだー。可愛いよ。今度お前にも見せてあげる。
ちょ、もういいでしょ。ジェイドに余計なこと言わずに早く帰ってこいって言われてんの。あ、これも言っちゃダメだったのかな。まぁいいや、どうでも。お前も早く小エビちゃんのことなんて忘れなよ。異世界に帰ったニンゲンのことなんてさ!じゃあね〜。





「ま、オレも小エビちゃんのこと片時も忘れたことねーけど!ただいま、小エビちゃん!」
「ひ、」
「今日はジェイドが帰ってくるまで何して遊ぼっか〜。ね、小エビちゃん何したい?」