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大人ですね〜


零と泉の誕生日ssと同じ時空


「毎度思うけどこの時期ほんと大変だよね、ごめんねなまえちゃん。」
「お気遣いなく!昨日はなんだかんだ羽風先輩にも たくさん手伝ってもらいましたからねー。今日は主役だからゆっくりしててくださいね!」
「おいなまえ!こっちケーキ足りてねえぞ!」
「わ、大神くん、今行くー!じゃあ羽風先輩また後で!」
「う、うんー。…………。」

(あああこれで何回目?!何で呼ばれたらすぐ行っちゃうの?!ていうか周りも何で呼ぶの、俺となまえちゃんがせっかく話してるのに!前に比べてもやっと普通に……、普通……うん、普通に話せるようになったのに!昨日は泉くんと零くんの誕生日だったし明日は俺の誕生日だしな〜って思って我慢したけど!けどさ!なまえちゃんもうちょっと俺とゆっくりしてくれてても良いじゃん!ああ、俺が零くんみたいにもうちょっと強引に行けたなら行かないでくれるのかな……。)

「羽風先輩ー!」
「あ、なまえちゃん、おかえり。」
「すみません話の途中で行っちゃって。今日なんかめっちゃ呼ばれるんですよね。段取り悪かったのかな〜…。せっかく先輩の誕生日なのにすみません……。」
「ううん、気にしてないよ。」
「そうですか、やっぱ大人ですね〜。」
「ははは。」
「あ、羽風先輩。お渡ししてなかったですよね。これプレゼントです!」
「わー!ありがとう。中見ても良い?」
「ぜひ!」
(って言っても月永くんと買いに行った物なんだろうな〜。昨日泉くんにそれ言って怒られてたもんね。ああ、考えちゃダメダメ、でも良いなぁなまえちゃんとショッピングデート…。)
「あ、マフラーだ。」
「はい。今から肌寒くなりますからどうかなって。」
「嬉しいよー、ちょうど欲しかったんだよね。」
「わー良かったー!羽風先輩何が欲しいか本当に分からなくて、結局昨日まで悩んで、誕生日会の後買いに行ったんですよ。悩んだ甲斐ありましたね!」
「え?一人で買いに行ったの?」
「?そうですけど…。」
「お、俺のこと、ずっと考えてくれてたの?」
「そ、そういうことになりますかね……?」
「嬉しい好き結婚して。」
「え?!」
「は?」
「あ、零くん。」