×
「#エロ」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -
この鈍感少女漫画ヒロインめが!


「瀬名先輩、誕生日おめでとうございます。」
「遅い!」
「え?」
「今何時だと思ってるわけ?!言ってくるのが遅い!何のために事務所でパーティーしてるの?!俺を祝うためでしょ?!こっちはわざわざ時間空けてんの!」
「ひ、ひぃ…、ごめんなさい。さっきまでリズリンの朔間先輩のパーティーに行っていたんですけどなかなか離してくれなくて……。」
「あ?」
「ひ!せ、瀬名先輩、美しいお顔がひどく怖く…!す、すみません、今から盛大にお祝いさせていただきますので許してください…!」
「へぇー?何してくれるの?もう俺さっきまでパーティーの立食も食べたからお腹いっぱいなんだけど?これ以上俺を喜ばせてくれるわけ?」
「プレゼント、持ってきたのでお渡しします!」
「よろしい。」
「はい、どうぞ!」
「……ふーん。モデルの俺に服プレゼントするなんて良い度胸じゃん。」
「え?!お気に召しませんでしたか?!白のニット似合うかなって思ったんですけど……。」
「……いや、あんたにしては良い線言ってるんじゃない?」
「え、本当ですか?!」
「うん。素材も良さそう。よく知ってたねこのブランドも。」
「良かった!月永先輩だったら何でも知ってるかなーって思って、瀬名先輩の欲しいものなんですかって聞いたら、知ってるから一緒に買いに行こー!って言ってくれて。この前一緒にお買い物行ってもらったんです。やっぱり月永先輩はなんでも知ってるな〜。さすが相棒ですね!」
「………………。」
「え、瀬名先輩、何で怒って…?!ちょ、痛い、あ、ほっぺ、つねらないでいてててて」