×
人気急上昇中のBL小説
BL小説 BLove
- ナノ -
息をするように結婚を迫るマレウス


会話文


「おー!ツノ太郎すごい今の!ピンクとか、緑とか、青とか!いっぱい光が出た!」
「光魔法だ。光を操ることなんて僕には容易い。」
「すごいよ!同じ学年ではこんなのできる人見たことないもん。」
「そうだろうな。僕からすれば一年は赤子同然…。僕は長く生きている分多くのことを知っている。だから結婚しよう。」
「だからの意味知ってる?」


-------


「て、ことがあってね。」
「そうか。」
「ツノ太郎退屈じゃない?私の話ばっかりで。」
「いや、そんなことはない。本当にお前の話は興味深い。僕が知らないことを知ってるようだからな。」
「本当?ふふ、ツノ太郎聞き上手だからついいっぱい喋っちゃうんだよね。」
「そうか。お前の話だったらいくらでも聞けるし、ずっと聞いていたい。よし、結婚しよう。」
「…いや遠慮しま〜す。」



-------


「…こんな真夜中にどうした人の子よ。」
「なんか眠れなくなっちゃって。そしたらツノ太郎がやっぱり外に居た。」
「僕ももう少ししたら帰るかと思ってたんだがな。眠れないのか?」
「うーん、最近色々考え事しちゃってね。そのせいかあんま寝付きが良くない。」
「そうか、そんな時は僕を呼ぶと良い。ちょっとした安眠魔法だったらかけられる。ほら、目を閉じて。」
「え〜…わ、ほんと、ねむい……、」
「僕が居ればお前はいつでも安心して眠れる。結婚しよう。」
「すぅ………。」
「ふふ、寝たか。まぁ今は良い。」


-------

「僕と結婚しろ。」
「わかった、わかったからその鋭利なものを捨てよう。そのナイフみたいなのやめて怖い。」
「氷を尖状にしたものだ。僕は魔法でお前をどうとでもできる。」
「あの、得意げな顔しないで。しまってください、早く。」
「一生僕と添い遂げてくれるな?」
「はい、しますから。早くしまって、早く。」
「ああ、お前も嬉しいか。そうか。僕も嬉しい。」
「ぐえ、苦しい。」