04.
新学期が始まり、記憶が戻らないまま、僕は登校した。
事前に、僕の病状(?)を聞かされていたクラスメート達は、その事に触れないように気を使っているのが丸わかりで、とても居心地が悪かった。
女子A「ギュヒョン君、前みたいに一緒にお弁当を食べよう♪」
…前みたいに?
僕が、君と?…ありえない
ギュ「断る。君達も、どこかに行ってくんない?香水のクサイ匂いで、弁当がまずくなる。」
この子達の親も、中学生に香水なんか買い与えるなよ(-"-;)
女子B「夏休みの時といい、今日も、一体何様のつもりなのっ!」
女子C「ちょっと顔がいいからって調子に乗らないでよ!」
そんなに興奮したら、血管が切れるぞ
女子A「ギュヒョン君、変わったね。」
ギュ「そう?君達が頻繁に言う【前】の記憶はないけど、多分こっちが僕の素だよ。
…君達と話してると気分が悪くなるんだ。だから、早く消えてくれない?」
彼女達は、口々に悪態をついて去っていった。
…ん?
彼女達の後ろ姿、前にも見た気がするような…
‐4‐
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