02.
―翌日―


ギュ「えっ…マキが風邪?」

マキママ「えぇ。だから、今日はギュヒョン君だけで、学校へ行ってくれる?」

ギュ「…マキオンマ、マキに『早く良くなれよ』って伝えてね。」

マキママ「ギュヒョン君、ありがとう。行ってらっしゃい…」


そうか、昨日のメールの返事が無いのは、風邪をひいてたからなのか。
マキオンマの元気も無いし、マキの風邪は相当ヒドイのかも…

心配だけど、マキが勉強に遅れないように、僕は今日の授業のノートをしっかり取ろう!





その日から一週間も、マキに会わせてもらえず、
今日マキは遠い親戚に預けられると、マキオンマから聞かされた。

『マキに会いたい』
と言う僕に対し、僕の両親とマキの両親は、首を横に振るばかり。

一体マキに何があった?
何故 急に親戚の家に行かなければいけないんだ。



その謎が解けたのは、両親の目を掻い潜り、マキが車に乗るのを盗み見た時に判った。

僕が大好きで、よく撫でていた長くて黒い髪は、丸坊主になっていて、
陶器のように白くて綺麗だった身体には、青痣が見える。右腕は折れているのか、吊るしており、
いつも僕を見上げていたビロードのような美しい瞳は、腫れ上がった瞼で開いているか分からないくらいだった。



マキの姿に衝撃を受けた僕は、マキを乗せた車が走り去った後も、しばらく動けなかった。


…部屋に居ない僕に気付き、両親に発見されるまで…

‐2‐


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