01.
僕の初恋は、幼馴染み。


母親同士が学生時代からの親友で、結婚した父親同士も意気投合した結果、両家は広い土地を買い、二軒の家を建てた。

結婚した日も近かった二組の夫婦は、天使も同時期に舞い降りた。


ギュヒョン…2月3日
マキ…2月13日

たった10日違いの出産。
両家は、二人を双子のように育てることにした。

遊ぶオモチャは同じで、
必ず色違いの服を着せた。

同じ幼稚園に通い、同じ小学校を卒業して、同じ中学校に入学した。

僕達は、どこに行く時も一緒に行動し、お互いが何よりも大事で、この関係は永遠に続くと思っていた…








女子A「ねぇ、ギュヒョン君。何でいつもマキちゃんと居るの?」

ギュ「…幼馴染みだから。」

女子B「いくら幼馴染みでも、マキちゃんは女の子なんだから、いつも一緒に居ると勘違いされちゃうよ〜」

ギュ「勘違いって?」

女子C「二人が付き合ってるって、皆が噂してるんだよ〜。」

女子A「そんな噂は困るでしょ?」

ギュ「別に困ってないけど?」


…むしろ噂の通り、マキと付き合いたい。
早く幼馴染みから、恋人に昇格したいくらいなんだけど…


女子B「もしかしてギュヒョン君って鈍感なの?ギュヒョン君、学年で一番人気なんだよ。」


そんな事、わざわざ言われなくても、薄々気付いてた。

…それにしても一番人気って、僕は競争馬扱いなのかよ(苦笑)


ギュ「…だから何?」

女子C「あんな子と居るのは止めた方が」

ギュ「マキを侮辱するな!」


マキを悪く言うのは許さない!(-_-#)


女子A「何よ、せっかく忠告してあげたのに!」

女子B「本当よ!」

女子C「後悔しても知らないんだから!」


女子達は、捨て台詞を吐きながら教室を去っていった。

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