僕side
たった、2年‐

されど、2年‐

それを、実感する日々だ…



左腕の骨折は治ってるし、頭部の検査もパスしたから、退院は10日後と、早かった

だけど、筋力や体力が落ちたから、毎日ウォーキングやトレーニングをして、元に戻すのが大変だった…



先生「マキ!まだ曲の半分も踊ってないわよ!ほらっ、早く立って!」

マキ「はい!」


正直、スゴク辛い…
でも、皆が待ってるって思うと、力が湧いてくる






マキ「ただい、ま…」


―バタンッ

もう、動けない…


ヒチョル「マキっ!…おい、誰かマキを部屋へ運んでくれ!」

マキ「ヒョン、ごめんね。僕、情けないね…」


メンバーの皆は、歌いながら踊ってるのに、僕はまだ、踊りすら完璧じゃない…


イトゥク「…マキは、充分 頑張ってるよ。大丈夫、体力が、まだ戻ってないだけだ。マキが毎日頑張ってるのを、メンバーは分かってるよ。」

マキ「ジョンスヒョン…ありがとう」

イトゥク「頑張り屋で可愛いマキを、おぶってあげるね♪」


ジョンスヒョンは、いつも優しい

ヒチョルヒョンも優しいけど、ジョンスヒョンの優しさは、僕を甘やかす優しさだ…


リョウク「マキヒョン、ご飯は食べられる?今日は、僕が作ったんだ。」

マキ「リョウギが作ったなら、絶対に食べないとな♪…ジョンスヒョン、部屋じゃなくて、ダイニングに連れて行って。」


疲れ過ぎて食欲が無いけど、リョウギがせっかく作ってくれた料理は、例え後で吐いたとしても、食べないとな…


マキ「リョウギ、美味しいよ。いつも、ありがとな。」

リョウク「…いつもじゃないよ…今日は、たまたま早く終わったから…」


そんな事ないだろ?


マキ「毎朝、僕の為に早起きして、スペシャルドリンクを作ってくれて、ありがとな。…僕は、リョウギに何もしてあげられてないな…」

‐4‐


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