僕side
―バンッ


ヒチョル「マキっ!!」

マキ「あっ、ヒチョルヒョン♪…えぇと、久し振り?」

ヒチョル「『久し振り』じゃねぇよ!俺が、この2年間どれだけ心配したと思ってるんだ!
…目が覚めて、本当に良かった…」


ヒチョルヒョン…


僕とヒチョルヒョンは、血の繋がらない兄弟

ヒチョルヒョンのオンマの、妹の旦那さんの、従姉妹の…
と、説明が長くなるような、スゴク遠い親戚だ



5歳で両親を交通事故で亡くし、親戚中をタライ回しにされてたらしく、見兼ねたヒチョルヒョンのオンマが
『ウチで引き取ります!』
と、養子にしてくれた。

オンマには、とても感謝してるし、愛してる


僕は、85年生まれでヒョンとは2歳違いだから、本当の兄弟みたいに仲良し♪



ヒチョル「リハビリ、頑張ってるのか?早く筋肉を付けて、SJに戻って来いよ。皆、待ってる。」


えっ!?


マキ「…僕抜きで、デビューしたんだよね?」

ヒチョル「とりあえず先にデビューしたが、お前もメンバーだよ。」


どういう事?


ヒチョル「俺達だけでデビューする時、お前の事も発表したんだよ。…もう一人、メンバーが居るってな…」


嘘…


ヒチョル「だからお前はリハビリを頑張って、早く合流しなきゃいけないんだぞ♪」

マキ「でも…」

ヒチョル「リハビリは、何時からだ?俺様が付き合ってやる!」


俺様って(笑)


マキ「時間は決めてない。夕飯まで時間もあるし、これからやろうかな?…ヒチョルヒョン、仕事は?」

ヒチョル「7時からだから、夕飯まで付き合うぞ!」


何だかヒチョルヒョン、楽しそうだな


マキ「ヒチョルヒョン、まだ上手く立てないんだ。手を貸してくれる?」

ヒチョル「っ!?…ほら、掴まれ!」


ヒョン、一瞬悲しい顔した

ごめんね、僕は頑張るよ


マキ「ヒョン、男の体つきになっちゃったね。もう女装は出来ないね〜クスクス」

ヒチョル「フフン、まだ大丈夫♪この前、女子トイレに入ってもバレなかった♪」

マキ「女子トイレっ!?…バレたら、どうするつもりだったんだよ!もう入ったらダメ!」

ヒチョル「退院したら、お前と二人で試そうかな♪」


なっ!?


マキ「ヒョン!」

‐2‐


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