俺*side

ウニョク「ある日突然、それまで何とも思ってなかった人を見てドキドキするのって、やっぱり恋かな?」

ドンヘ「恋っ!?」


夕食後、ヒョクチェに『相談がある』と言われ、部屋に連れてこられた。

相当悩んでる顔だったから深刻な事かと思ってたのに、恋バナかよ…


マキ「あのさ〜、初恋って歳でもないし、そんなの相談する前から分かってんだろ?」

ウニョク「やっぱり恋なのか…」


おいおい、どうした?そんなに落ち込んで。


マキ「…無理な相手なのか?彼氏持ちとか?」

ウニョク「彼氏、は居ないと思う。…でも、付き合うとかは無理だな。」

マキ「彼氏が居なそうなら、思いきって告白してみろよ。ヒョクチェはそこそこカッコいいんだし、OKもらえるんじゃないか?」

ドンヘ「そうだよ、ヒョク。告白しようよ!なんなら俺、付いて行ってやるからさ♪」


…はぁ?告白に付いて行くとか、女子かっ!


マキ「…俺とドンヘは、少し離れた所で見守ってるよ。で、どうするヒョクチェ?」

ウニョク「俺も男だ、するよ!俺、告白する!」





と、こうしてヒョクチェの告白に成り行きで付き合う事なった俺(とドンヘ)。

でも、まさか告白する相手があの人だとは…






翌朝、寮の食堂で、

『今日の昼休み、飯を食べた後に決行するから。』

とヒョクチェに言われ、その時は
『そうか、今日の昼にね〜』
ぐらいの感じにしか思わなかったが、時間が経つにつれ、一つの疑問が湧いてきた。


昼休みに行ける距離に【他校】はないよな…?
そもそも、山を切り開いて建てた広大な土地の学園の外に出るのすら容易ではないし。

…って事は、ヒョクチェの恋の相手はこの学園内の人物に限定される。
生徒は勿論、先生や食堂で働く人まで全員男の、この学園で、ヒョクチェは一体誰に告白しようとしてるだよー!!
‐5‐


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カンイン×ウニョク



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