奥手すぎるのも問題です
▽ついったー診断【今日の萌えシチュエーションったー】から。
→寝ている獄寺の写メをこっそり取ったあとハルは隣で添い寝
珍しくハルの家に遊びに行きたいと言った獄寺を、ハルは喜んで家に招きいれた。獄寺が来る前に作っておいた手作りクッキーと入れたばかりのミルクティーをテーブルの上に用意して「どうぞ〜」と声をかけたとき、獄寺はもうすでに夢の世界に旅立っていた。ベッドに何の躊躇いもなく寝転がり気持ちよさそうに寝ている獄寺を見てハルは一度は起こそうかと考えたが、幸せそうに眠る彼を見るとどうしても起こせず、そっとしておくことにした。
(気持ち良さそうに寝てますね獄寺さん…)
だが、ただ寝かしておくだけでは気がすまないハルはポケットに入っていた携帯を取り出し獄寺の寝顔をこっそり撮った。撮れた写真を確認し満足そうに笑ったハルは、隣に寝転がり獄寺の開いていた右腕を頭を置いて寄り添うようにして眠りについた。
***「んあっ?!な、なななななんでお前がここに寝てんだ!」
「…んー…うるさいですよう…獄寺、さ、ん…」
数時間後、腕の痺れで目を覚ました獄寺は己の腕を枕にして横で寝ているハルを見て驚きのあまり大声をだしてしまった。ハルは一度はその声で起きたものの、眠気には勝てずに再び瞳を閉じた。
「だああ!寝るな起きろアホ女!」
寝かせるものか、と獄寺は出せる限りの声を出してハルの頬を思い切りつねってやった。するとハルはゆっくりと瞳を開け「痛いです」と頬を押さえながら獄寺を睨みつけるが獄寺には何のダメージを与えることは出来ない。彼は今先ほどの恥ずかしい状態から抜け出せたことで、一気に開放感を感じていたからだ。ハルはそんな獄寺を見てぷうと頬を膨らませて呟いた。
「…寝顔にキスの1つや2つぐらいしてくれてもいいじゃないですか」
「何か言ったか?」
「…何でもないですよ」
女子としての魅力が足りないのかと真剣に悩み初めてハルをよそに獄寺はハルが数時間前に用意したクッキーを口にほおばっていた。
奥手すぎるのも問題です−−−−−−−
ちなみにもう一つの診断結果はこちらです↓
▼怒ったハルに獄寺がご機嫌取りに何でもひとつだけ言うことを聞くと約束
どちらのネタもおいしく頂きました^p^
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