▽志摩視点
彼女の肌は白くて、綺麗だった。触ってみれば、すべすべしていて、しかもそれだけじゃなく柔らかかった。その白い肌に触れていいのは俺だけ、と思うと自然と頬が緩む。今からこの子を抱く、それが尋常じゃないくらい興奮する。
「杜山さん、緊張してます?」
「あ、う、うん…少しだけ、緊張してる、かな」
杜山さんは頬を軽く染めて、僕を見る。少し潤んだ瞳、瑞々しいフルーツのように艶がある唇、全てが俺を捕らえた。もう、自分を止めることはできそうにない。このまま俺は、彼女を抱くだろう。優しくしてあげることもできないかもしれない。そのとき、彼女はどんな表情を見せるだろうか。
「ほんまに、後悔せえへん?今なら…いや、俺が無理や。もう変更はできへん」
「…うん。大丈夫、だよ。志摩君に、もらってほしいの」
「ありがとぉ。杜山さん、好きや。ほんま、大好きや」
「私も好き、大好き」
そう笑いながら言った愛しい彼女の額に、俺は口付けを落とした。
俺でまるごとつつんであげる!
title by 31D
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