▽END後のお話


昨日の天気は雨。それが今日は嘘のように晴れていた。絶好のお昼寝日和、四ノ宮は春歌を近くの公園まで散歩に誘った。そこにつくまで他愛もない話をして、そしてたくさん笑い合った。
近くにあったベンチに腰を下ろすと、突然四ノ宮は春歌の膝に頭を置いた。春歌は驚いて顔を真っ赤にして固まってしまう。するとその顔を見た四ノ宮はふんわり笑って、春歌の頬に手を添えてきた。

「那月くん?どうしたの?」
「春ちゃんの肌気持ちいいですね〜。ふにゅふにゅしててやわらかいです」
「ふにゅふにゅって…!もう、私気にしてるのに…」

春歌がむすっと頬を膨らませて、顔を逸らすと四ノ宮は小さく笑う。春ちゃんは今のままで可愛いですよ、と言えば春歌はあっという間に頬をさきほどよりも染める。そんな素直な反応が可愛くて、四ノ宮は少し体を起こして、春歌の頬にキスをする。

春歌はビクッと体を揺らした後、四ノ宮の方を見る。四ノ宮は先程と変わらない笑顔を春歌に向けていた。

「春ちゃん、可愛いですね〜。こんなに顔真っ赤にして…食べちゃいますよ?」
「…、っ!」
「ふふっ、本当に可愛いですね春ちゃんは」

冗談なのか本気なのかも分からない四ノ宮の言葉に春歌はただ顔を赤くすることしかできなかった。


ねえ、食べちゃいますよ?


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