※なんだろ、これ
横浜リリーって曲が好きすぎて書いた
最初から私たちは出逢ってはいけなかったのかもしれないと、何度考えただろうか。
そしてそれを知りながら手放せなかったのは何故だろう。
それは彼にも言えることで、きっと、きっと私が彼を、彼が私を手放せなかったのは愛していたからだったのだろう。
愛などという曖昧で、それでも甘美な響きをもつそれは罪をもった私たちから見れば大層輝いてみえて、眩しく、手が届きそうにもなかった。
だからすがったのだ。求めたのだ。
ただただ、無い物ねだりの行為だったのだ。
それでも未だこの胸が痛むのは、何故なのだろう。
未だ彼の最後の顔が瞼の奥にこびりついて離れないのは、何故なのだろうか。
◆◆◆
だるいからだを起こしてみれば、もう夜は更けていた。
しばらく寝てしまっていたらしい。
泣き腫らし、厚ぼったくなった目を両手で覆い、何度目かになる溜め息をついた。
ベッドサイドに起きっぱなしだった水を飲み干してから、カーテンに手をかける。
そこから眼下に広がる街の灯りを見下ろしながら、そっとまだ感触が残る唇を撫でた。
かれたはずの涙が頬を伝う。
いっそのこと、水分が流れ出てしまえばいい。
干からびて、死んでしまえるならどんなに楽だろうか。
さめざめなく私を、置いていったオトコを思いながら、涙は止まることを知らなかった。
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横浜リリー/ポルノグラフィティ
ノベライズ的な産物
どんだけ横浜リリー好きなのよ自分
眠すぎて逆にハイテンションになって書いてみたブツ。ねっみーよ。
画像はペンです。ペンだいすきさ!
2010/06/01 09:01
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