*10分後*
ル「さぁ出来たわよ!!たくさん食べてね
」
僕の前には料理、料理、料理、見渡す限り料理。
流石にこれは多すぎはしないか?
というか…
『…………10分でどうやってこれだけの料理を』
ル「んふ、ヴァリアークオリティよ
」
『ヴァリアー?ここってヴァリアーだったのか……』
ス「う゛お゛ぉい!!!!まさか知らずについてきたのかぁ!!?」
『強い奴に会えそうだったからな』
通りで強いわけだ。
ボンゴレ一の実力者集団、独立暗殺部隊ヴァリアー。
機会があったら幹部と戦って貰おうかな。特にこの煩い鮫の人。
まぁ、とりあえずはご飯を食べよう。
冷めてしまう。いや、凍らしてしまう前に、だな。
『いただきます』
ル「どうかしら?」
『…………おいしい』
ル「それはよかったわ
まだまだあるからドンドン食べて頂戴」
『じゃぁ遠慮なく』
1週間ぶりの料理はとても美味しく、とても暖かかった。
無言でひたすら食べ進めれば目の前の料理があっという間に消えていく。
フ「わー。すごい食べっぷりですねー。そこまでなるまでどーして食べなかったんですかー?」
『ん?それはだな……はぁ、またか。オカマ、そこから動くなよ』
撒いたと思っていたある1つの気配がどういった訳か近くに感じる。
やっぱりご飯を抜いたのが不味かったか?
まぁ、いい。
始末をしてしまえば同じことだ。
オカマは決して僕のの言うとおりにしたわけではないと思うが、自分スレスレに飛んでいくナイフに反応出来ていなかった。
キンッ
ル「え?」
『ちっ』
……弾かれたか。
11輪 : 料理