咲きほこる氷の華

8輪


『……行くよ』


僕は地を蹴り、一足飛びにXANXUSの懐に入り込む。


X(速い……!)


  ドガッ


そのままXANXUSを蹴りあげる。が、防がれる。
だが、僕の体に触れたものはすべて凍る。君も……。


『…………どうして』


XANXUSの腕は、凍らない。
何故?僕の呪いがなくなった訳じゃないのに……。

分からない。


X「知るか((コオォォッ」


さっきの炎。

今度は零距離からの攻撃。これは……避けられない。
なら……。


避けなければいい。


マ「ピカァッ))!(ついに……使うんだね)」

ス「う゛お゛ぉい!!!!零距離だぁ!!!消し飛んだかぁ!!?」

X「るせぇカス鮫。…………まだだ」


  ピキイィンッ


「「!(炎が凍って!?)」」

『まさか……これを使うとは思わなかった』

ベ「ししっ。あれ、おしゃぶりじゃね?」


そう。
僕の手の上にあるのは、銀色に輝くおしゃぶり。

僕の運命を狂わしたもの。


ス「う゛お゛ぉい!!!!てめぇアルコバレーノなのかぁ!!?」

『…………煩い。君の目は節穴?』

ス「んだとぉ!!?」

『おしゃぶりが反応しているのだからそうに決まってるだろ」

ス「ぐっ((」

フ「わー。毒舌ですねー」

レ「貴様も「黙れ変態雷オヤジ」ぬぅ((ズーン」

ベ「お前も人の事言えねーじゃん」

フ「あれー?」


ほんとに賑やかだ。
だけど、何だか心地がいい……。

ここは光が溢れている。
壊すのは惜しい。


X「アルコバレーノか」

『さっきからそう言っている』

X「フンッ。……ベスター」


《ガオォォッ》


『天空ライオン…………いや、天空嵐ライガーか。なら僕も……。おいでレオパルド」


《グルルルッ》


マ「あれがフィオレの匣兵器……。氷豹ジェオッチオ・レオパルド

ベ「匣兵器対決だな♪」

『第2ラウンドだ』

X「こい」


8輪 : おしゃぶり
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