『……行くよ』
僕は地を蹴り、一足飛びにXANXUSの懐に入り込む。
X(速い……!)
ドガッ
そのままXANXUSを蹴りあげる。が、防がれる。
だが、僕の体に触れたものはすべて凍る。君も……。
『…………どうして』
XANXUSの腕は、凍らない。
何故?僕の呪いがなくなった訳じゃないのに……。
分からない。
X「知るか((コオォォッ」
さっきの炎。
今度は零距離からの攻撃。これは……避けられない。
なら……。
避けなければいい。
マ「ピカァッ))!(ついに……使うんだね)」
ス「う゛お゛ぉい!!!!零距離だぁ!!!消し飛んだかぁ!!?」
X「るせぇカス鮫。…………まだだ」
ピキイィンッ
「「!(炎が凍って!?)」」
『まさか……これを使うとは思わなかった』
ベ「ししっ。あれ、おしゃぶりじゃね?」
そう。
僕の手の上にあるのは、銀色に輝くおしゃぶり。
僕の運命を狂わしたもの。
ス「う゛お゛ぉい!!!!てめぇアルコバレーノなのかぁ!!?」
『…………煩い。君の目は節穴?』
ス「んだとぉ!!?」
『おしゃぶりが反応しているのだからそうに決まってるだろ」
ス「ぐっ((」
フ「わー。毒舌ですねー」
レ「貴様も「黙れ変態雷オヤジ」ぬぅ((ズーン」
ベ「お前も人の事言えねーじゃん」
フ「あれー?」
ほんとに賑やかだ。
だけど、何だか心地がいい……。
ここは光が溢れている。
壊すのは惜しい。
X「アルコバレーノか」
『さっきからそう言っている』
X「フンッ。……ベスター」
《ガオォォッ》
『天空ライオン…………いや、天空嵐ライガーか。なら僕も……。おいでレオパルド」
《グルルルッ》
マ「あれがフィオレの匣兵器……。氷豹」
ベ「匣兵器対決だな♪」
『第2ラウンドだ』
X「こい」
8輪 : おしゃぶり
10/50