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まったくと言っていいほど参加していない明日のための文化祭準備は、空が薄暗くなろうとしている時間に終了し、俺は亮太と共に寮への帰り道を歩いていた。
すると、ぶーぶーと密かにポケットの中で震える俺の携帯電話。もしかして。
そう思って携帯を開ければ、やっぱり俺の予感は当たっていた。
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From 森岡 聡史
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もしかしなくても俺が畑
野を好きなこと、畑野に
バレちゃったよな…。
どうしよう…。
これから俺、畑野にどう
接すればいいかな…?
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そこに表示しているのは、森岡からのメール画面。
はて。どうしたものか。
『どうしよう…。』って、俺に聞くなよ。俺の方が今森岡からのメールの返事を『どうしよう』だ。
なんて思っていると…、
「…あ、」
メール画面を見て悩む俺は、隣に歩く亮太にひょいっ、とあっさり携帯を奪われてしまった。そして、
「………うげ…。」
森岡からのメールを読んで、亮太が変な声を出した。
「あーあ、勝手に俺の携帯奪うからそういう目に会うんだぞ。」
そう言いながら俺は、亮太から自分の携帯を取り返す。
「なんで森岡がこんなメールを優に送るわけ?お前らひょっとしてグル?」
「は?亮太なに言ってんの?」
「そういやお前、前から森岡となんかコソコソやってたもんな?あいつ部屋にあげたりとか。どうせメールだって何回もやってんだろ?なんかあいつが俺の事好きなんも知ってたっぽいし?」
亮太はその場に立ち止まり、何処と無く棘がある口調で、俺にそう責め立てた。
「まさか優、森岡に協力してたとか言わねえだろうな…?」
…俺が森岡に…、協力…?
すぐに亮太に返事を返す事ができなかった。
確かに俺は、部屋に来た森岡を亮太と2人っきりにさせようとしたりしたことが一度だけある。つーか実際2人っきりにさせた。
それは十分『協力した』ってことになるだろう。
でも、それだけで俺がこんなに亮太に責められなけりゃなんねえのか?
「…なんで『協力なんかしてねぇ』って、言ってくんないんだよ。」
俺が亮太に返事を返せず黙っていると、続けて亮太が口を開き、俺の顔をジッと見た。
…え。なんでそんなに、悲しそうな顔してるんだよ。
「……ごめん。」
なんだか俺は、酷く自分が悪い事をしてしまったような気がして、居たたまれなくなって亮太に謝罪を口にした。
「…なんで謝るんだよ。…こんなタイミングで、なんで謝ってくるんだよ!それじゃあまじで優は、森岡に協力してたって事じゃねぇか!!!
今俺は、嘘でもいいから優に違うって言ってほしかったんだよ!!それをなんだよお前…、『ごめん』って…!!
あーもう優なんて知らねぇ!!!頭冷やせバァァァカ!!!」
「ちょ、おい!!亮太っ!!!」
俺の呼びかけにも振り返る事もなく、亮太は走って先に行ってしまった。
「…これって普通にやばい状況じゃね?」
俗に人はこれを、『喧嘩』というのではないだろうか。
亮太と出会って、今まで喧嘩という喧嘩をしたことがなかったけど、俺達は初めて『喧嘩』をしてしまった。
今までの話の流れで、一体何が喧嘩の原因なのだろう。
俺が森岡に協力したから?でもあれはただ森岡に少しばかり亮太と喋るチャンスを与えただけだろ?
協力っつったって、協力っぽい協力はそれだけしかしてないぞ?
あとは…メール?
でも俺だって森岡のメールには戸惑ってたんだ。なにもここまで亮太に怒られるような事はしてないつもりだったのに。
…俺が『ごめん』って謝ったから…?
あー、ダメだ。わけわかんねぇ。
…なんか、わけわからなさすぎて泣きたくなってきた。
なにより亮太と、こんな状態になってしまったことが、
凄く嫌だ。
亮太に頭を冷やせと言われたから、言われた通りに頭を冷やすことにした。
寮には帰らず、外にある水道の蛇口を目一杯捻って、頭に水をぶっかける。
日はもうじき暮れそうだ。
ひゅー、と吹く風と共に、俺の濡れた髪が微かに揺れる。
……頭、冷やしてみました。
さて、なにかが分かるだろうか。
「はっくしゅん!!」
…やべ、くしゃみ出るだけで何も閃かねえ。いやバカか俺、頭冷やせって言われてまじで冷やしてどうすんだよ。
あー…俺ってまじでバカ。
なにやってんだろう。
「…ッくしゅん…。」
濡れた髪に風が当たって少しだけ身体が冷える。
バカな俺は、くしゃみをしながらとぼとぼ歩いて寮に帰宅した。
*
「あ、優おかえり。亮太から連絡あった…、よっ…て…!!なにその頭!!!」
鍵を開けて部屋に入れば、拓真が自室から出てきて、俺の濡れた髪を見るなり目を見開いて驚いた。
「おー拓真ただいまー…っくしゅん!あーくしゃみうぜぇー。」
「だからその髪はどうしたの!?水浴びでもした!?亮太今日はここには帰らないって…。
ねぇ、2人ともなにかあったの…?」
心配そうな顔をする拓真を余所に、俺はティッシュで鼻をかむ。
「ねぇってば!!!優聞いてる!?」
「…ん?あぁ。なんか亮太が怒って俺頭冷やせって言われたから冷やしてた。」
「ごめん優…、全然意味わかんないんだけど…。詳しく話してもらえないかな…?」
「はっ…くしょん!!!」
「……とりあえずお風呂入った方が良さそうだね。いくら昼間は暑いからって、夜は冷えるから、そのままでいると風邪ひいちゃうよ。」
拓真の言葉に、俺は鼻をかみながら頷いた。
*
(※拓真視点)
「 …あ、もしもし?亮太?ねぇ、優と何かあったの?」
僕は優がお風呂に入ってから、『委員長の部屋に泊まる』とメールをしてきた亮太に電話をした。
『あー…ちょっとな。今優そこに居んのか?』
「ううん、優なら今お風呂入ったよ。なんかね、優頭びしょ濡れで帰って来たんだよ?」
『は?なんで?』
「僕が知りたいよ!!あ、そういや“頭冷やせって言われたから”って言ってた。亮太言ったの?」
『あー…言ったかも。あ、だから頭冷したのか。うわー、バカだな優。』
そう言って電話越しでケラケラ笑う亮太。そんな亮太に僕は少し、…腹が立った。
「笑ってないで何があったのか教えてよ!優はバカだけど、でもきっと、亮太がそうしろって言ったからそうしたんだよ?」
『なんか拓真怒ってね?俺悪者?何があったかって?話さねえよ、だって話したくねえもん。聞きたきゃ優に聞けよ。…じゃーな。』
「…ぁ、…切れちゃった。」
ちょっと感情的になっちゃった…。
だって僕は、2人のことが心配なんだ…。いつも僕を助けてくれる優と亮太のために、僕だって何かしてあげたいと思うんだよ。
あんなに仲が良い2人なのに、何があったのかって、気にならない方がおかしいよ。
「…うぅ…っ。僕って、役立たず…。」
情けない自分に、ちょっと涙が出そうになった。
男なのに泣き虫な自分の性格が、
大嫌いだ。
*
亮太と喧嘩のようなものをした、その夜。
風呂から上がり何気なしに携帯を開けば、一通のメールが届いていた。
また森岡か?と眉間に寄る皺は、そこに表示されてる名前を見ればすぐに消えた。
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From 畑野 亮太
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今日ちょっと言い過ぎた
わりぃ
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「……わっ!!!びっくりした。」
…って。亮太からただメールが来ただけじゃねえか。びっくりしすぎだろ、自分。
あまりにも亮太が俺にメールを送ってくるっていうのが稀すぎて、つい驚いてしまった。
俺オーバーリアクションしすぎ。一人でなにやってんだろう、ちょっと恥ずかしいぞ。
とりあえずメールの返事を考えよう。
“俺こそごめん。”かな?
…いや、だから俺、直接亮太に謝ったら何故か怒られたんだよな。じゃあこれは却下。
“気にしてないから。”とか?
…うーん。微妙。逆に気にしろよ!ってなりそうだな。
………はぁ、悩むなぁ。
メール自体苦手なんだって、俺。
結局俺は、散々メールの返事に悩んだ挙げ句、亮太に送った内容は、なんかちょっとだけ長ったらしくなってしまった。
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To 畑野 亮太
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亮太の言われたとおり、
ちゃんと頭冷やしたよ。
で、わかったことが、
あの時俺の部屋に亮太と
森岡を2人っきりにさせ
たことに怒ってるんだよ
な?今更だけど、ほんと
悪かったって思ってる。
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…うん、もうこれでいいや。送信。
既に俺の脳味噌はフルに働いた。
よし。今日はもう、後は寝るだけ。
おやすみなさい。
なんやかんやで今日1日ものすごく疲れたから、睡魔はすぐにやってきた。
…………………
……………
……
『ドンドンドン!!!』
「おい優!!!」
………ん?
なんだ?玄関の外が騒がしい。
うるせぇな、俺寝てるんだけど。
誰か俺のこと呼んだ?
と寝惚け頭で考えてる間に、ガチャリ…というかバタンと乱暴に開いた俺の自室の扉。
「おい優!!!なんだあのメール!!!」
「……ん?あれ、亮太?」
「もう寝てんのかよ!早ぇな!?」
「なに、帰ってきたのか?」
「帰ってきたのか?じゃねぇよ!!なんなんだよあのメールは!!」
「……?」
あのメール…?って、俺がさっき散々悩んで内容考えたメールの事か?
「…なにって、なに?」
「ああもう!!優の部屋に俺と森岡を2人っきりにさせたことに怒ってるんだろとかメールで送ってきたアレだよ!!!」
「………ん?」
俺なにか間違ったこと送ったとか?
「つーかいっぺん布団から出ろや!」
「うわっ!落ちる落ちる!」
被っていたタオルケットと一緒に俺は亮太にベッドから落とされそうになり、必死にベッドにしがみついた。
「ちょっとそこに座れ!!」
「なんでそんなに命令口調なんだよ。」
「あぁ?文句あんのか!?」
「別にねぇけど。」
「ったく、調子狂うっつーの!」
…え、これ調子狂ってんの?どこが?
つーか寧ろ本調子じゃね?
と思いながらも口に出す事はなく、大人しくグチャグチャに敷かれた亮太の布団の上に正座した。
「んで?森岡と2人っきりにさせたことに俺が怒るってどーいうわけ?」
「え?どーいうわけって聞かれても…。亮太があそこまで怒る理由があるとしたらそれしかないと思ったから、そう送っただけど…。」
「わけわかんねぇんだけど。」
…ちょっと待て、亮太がわけわかんねぇ意味が俺にとってわけわかんねぇんだけど。
「だから、亮太が俺に怒ってる意味って、森岡が俺の部屋に来たときに俺、森岡と亮太をしばらくの間2人っきりにさせただろ?あれの事で亮太は怒ってるんだろ?」
「は?優いつの話してんだよ。そんなことだけで俺が怒るかよ!」
「…うーん。そうかな。」
「なにが『うーん。』だよ、おら。」
「いてっ」
足で膝小僧攻撃してくんなよ。
ちょっと足痺れ出してきてんだっつーの。
「あのな、俺が優に聞いたこと覚えてるか?優が森岡に協力したかどうかってやつ。」
「あー…うん。覚えてる。」
「もっかい聞くけど、お前ずっと森岡に協力してたんだろ?」
「…ずっと?…いやさすがに俺そんなめんどくさいことしねえよ。」
「は?」
「え?」
なに亮太、その間抜け面。
「お前協力してたって言ったじゃねえか!!!」
「…あれ?言ったっけ?」
「言っただろ!…いや言ってない?いいや、絶対言った!!」
「どっちなんだよ。」
「俺が知りてえよ!!」
「だから俺メールで謝っただろ?森岡と亮太を2人っきりにさせたこと。あれは完全に俺が森岡に協力したって事じゃねぇの?」
「…あぁ、若干なるほど。」
………若干かよ。納得したのかよ、どっちなんだよ。
「じゃあ亮太、俺もう反省したから、俺のこと許してくれる?」
「…あれ、ちょっと待てよ。そもそも俺は何故こんなに感情的になってるんだ。」
「なぁ、だからさぁ、俺のことはもう許してくれてんの?」
「うるせえな!!!今考えてんだからちょっと黙ってろよ!!!」
「…ハーイ…。」
今は何も喋らない方が良さそうだ。
俺のベッドに腕を組みながら腰掛ける亮太をじいっと眺める。
なんか俺、亮太の下部みてぇ。
なんて思ってたら、亮太がギロッと睨むように俺を見た。
ギクッ。ちょっとビビって見せる俺。
「じゃあもう一回聞くけど、優は森岡と手を組んでたわけじゃねえんだな?」
「手ぇ組むって…。そこまで俺森岡に協力的じゃねぇし。俺だって森岡からのメールには迷惑してたんだって。」
「は!?なんだそれ!それ最初に言えよ!!それ言ってりゃ今頃こんなことにはなってねぇっつーの!!」
「いや、協力したのかって聞かれたら、あの事があるからしてないとは言い切れねぇかなぁ?…と思って。」
「…………………はあ。」
俺の返事を聞いてから、しばらくの間無言になった亮太は、突如おおきなため息をついた。
「なんだよそのでっかいため息。」
「……ちげえよ、なんか優の返事聞いたらホッとしたんだよ。」
そう言って亮太は、少し頬を緩ませた。
「俺にとって優はさぁ、俺の一番の理解者だと思ってるから。その優が、俺と男をくっつけさせようと協力してたって思うと、なんか嫌で嫌で仕方なかった。言ってる意味わかる?」
「うん、わかる。」
つまり言ってみれば、亮太にとって男は恋愛対象外だ、ってことを、俺はよーく知っている。
なのに俺はそれをよく知っているにも関わらず、森岡に協力したんだと、亮太は思ったんだよな。
そんなの、俺だって嫌だよ。
「…さすがに俺も、亮太に暴力事件とか起こしてほしくないから必死だったし。」
「は?いきなり何の話だ。」
「亮太前言ってたじゃん。男に告白されたら蹴り飛ばすって。だから俺は、森岡の告白を阻止せねば…って思ってた。」
「あー、なんかそーいやそんなこと言ってたな。
じゃあ今回の事は俺の早とちりってことか。」
「うーん…でも誤解招くようなことしたのは俺だし、もう一回謝っとく。亮太ごめん、許してくれる?」
もう一度俺は、亮太にそう問いかけた、
だって、曖昧なままは嫌だから。
「…はぁ。ほんっとにお前はお人好しだな。まじ優には敵わん。
…優が言ってた俺と森岡を2人きりにしたってやつ、あれな、別に俺なんとも思ってねえから。許すもなにも俺の早とちりだったし。
寧ろ俺の方がごめん。お前、バカみたいに水浴びしたんだって?」
「ん?バカみたいに水浴び…?」
…って、もしかしなくても水道の水で頭冷やしたアレのことか!!
「なんで亮太が知ってんの…。」
「なんでって、電話で拓真が心配そうに話してたから。」
「…そうなんだ。でもバカみたいに水浴びって…。」
頭冷やしただけだし。
…まぁ思い返せば、あの時の俺はなぜ言われた通りに頭冷やしたんだか。数時間前の自分が謎すぎる。
「でも頭冷やせって言われて本気で冷やすバカがいるかよ。って、あ!ここに一人いた!!!」
うわ、亮太が俺のこと完全にバカ扱いしだしたんだけど。
なんか恥ずかしくなってきて、俺は膝の上に置いていた拳をギュッと握りしめた。
「…笑うことねえだろ!てかもう話終わったんなら委員長のとこ帰れよ…!」
「は?なんで俺が委員長の部屋に帰る必要があんだよ。」
「泊まるんじゃなかったのかよ!!」
「それは数分前の話だろ?ふぁ〜あ。あ、なんか欠伸したら眠くなってきた。そろそろ寝るかな。明日も文化祭だしな。」
「…眠くなってきたから欠伸が出たんだろ?」
「うるせえな!どっちでもいいだろ!そんなツッコミはいらねんだよ!つーかそこ退けよ!俺寝るんだから!!」
「い゙っって!!蹴るなよ、足痺れてんのに…!」
そもそもここに俺を座らせたのは亮太だろ!!なんだよこの扱い!!なんて思いながら足の痺れに堪えていると、自分の布団に寝っ転がった亮太は口を開いた。
「はぁ〜、やっぱ自分の部屋は落ち着くなぁ。委員長の部屋とかまじ綺麗すぎて落ち着かなかったわ。」
「おい、俺の部屋だろ。なにその自分の部屋発言。」
「え?まだそんなこと言ってんの?もう諦めろよ。じゃ、おやすみ。明日は7時に起こせよな。」
「………自己中!!!」
「へへっ」
…『へへっ』じゃねぇだろコラ。
つーか俺って、亮太にまじで甘すぎ。
逆らえないってのもあるかもしれねぇけど。多分俺は、亮太の頼みを苦だと思ったことはねえから。だから平気で、言うこと聞いてしまうんだ。
*
翌朝、7時に起こせと亮太に言われたにも関わらず、俺が目覚めたのは8時ちょっと前だった。
拓真が遠慮がちに部屋の扉を開けた音で、目が覚めた。
「あ、優…もうすぐ8時だよ…?」
「…うわ、まじか。…やっべ。」
俺、アラーム設定したよな?
なんで鳴らなかったんだ…。
…って、マナーモード解除してなかったからだ。…俺のバカ。
「ごめん拓真、先学校行っといて…。起こしてくれてありがと。」
「ううん、じゃあ僕、先行っとくね?」
「おー。またあとで。」
拓真が部屋の扉を閉めたあと、俺は暫し考える。
床に敷かれた布団に、凄い寝相で熟睡している亮太を、どう起こそうか。
とりあえず普通に起こしても亮太はなかなか起きないから、亮太の頭が乗っかった枕を、スッと横に引き抜いた。
「ぬぁっ。」
「おはよ、亮太。あとごめん寝坊した。」
「…………。」
無言でうっすらと片目を開けた亮太は、そのまま無言で俺を見た。
「うん、ごめんって。誰だって寝坊はするだろ?怒んなよ。」
「…あれ、今何時…?」
「ん?今ちょうど8時になったとこ。」
「…ふぅん。じゃあもっかい寝る。……枕返せ。」
…………え。
まだ急げば間に合うけど。
遅刻決定でいいのですか亮太さん。
いや、亮太がそれでいいのなら俺はいいんだけどさ。
って…、もしかして亮太、寝惚けてる?
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