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【 香月、8月20日暇? 】

【ごめんな…その日は永菜ちゃんとのデートの約束があんねん。 ウキウキ 】

【 まじか。ありがとう、俺もウキウキ 】

【 はい?? 】


香月ありがとう、お前がこの返信をくれた瞬間、俺は8月20日に永遠くんとの二人の時間が手に入ったことが確定した。永遠くんのご家族の留守を狙って完全にえろ目的でお邪魔して申し訳ないけど、夏休みが終わる前にもう一度くらいは…っていう願望があったから、香月のデートの予定を聞いてめちゃくちゃ感謝してしまった。
 
夏休みの宿題もなんとか終わらせられたため、あとは残りの夏休みを楽しむだけだ。



そしてやってきた8月20日の朝、永遠くんから【 親出掛けた 】という連絡がくる。続けて【 姉ちゃんは9時に家出るって 】と送られてきて、好きな時に来てって言われていたからできるだけ早くから一緒に居たくて10時頃にお邪魔すると、家にいるのは当然永遠くんだけだった。


永遠くんはシャワーを浴びた直後のようで濡れた髪をわしゃわしゃとタオルで拭いている。準備してくれてたって思っていいかな……。

期待が膨らむ中、永遠くんはにこっと笑って「いつでもいいよ」なんて言ってくれるから、今すぐにでも抱きたくなった。

…けれど、がっついてるとも思われたくなくて、今更もう遅いのに変なプライドが邪魔をして最初はキスだけで我慢してみる。

すると永遠くんの方から「しぃひんの?」って言われてしまい、そこで俺の我慢がぷつりと途切れ、まだ午前中の明るい日差しが差し込む永遠くんの部屋で、ベッドに二人で上がり服を脱いだ。


「…なんかちょっと背徳感あるなぁ。」


永遠くんはパンツを脱いで全裸になり、そう口にしながらどこからともなく取り出してきたローションを手に取ってお尻を触り始めた。永遠くんのお尻からは『クチュ、クチョッ…』と音が聞こえてきて、そのやらしい音だけで興奮してしまいそうだ。

最初から俺にやらせて欲しくて永遠くんを押し倒し、指を入れたけど、もうすでに指がすんなり中に入るくらい慣らされていた後だった。


「わぁ…っ、もう永遠くんの中こんな気持ち良さそうになっちゃってんじゃん…。」

「だって痛いの嫌やもん。」

「さっき自分で慣らしたの?」

「うん。」


少し恥ずかしそうにしながら頷く永遠くんの髪をよしよしと撫でてから、指を二本にして入れてみるけどやっぱりそこはもうトロトロで、俺の指はクチュ、クチュッとスムーズに出入りした。


あんまり早くに入れちゃってさっさとイってしまうのも嫌で、しばらくの間指の出し入れを続けながら永遠くんの唇にキスをし、舌を絡めると、永遠くんはうっとり気持ちよさそうな顔をしている。


「ぁ…ッ、…ンッ」


中を擦るようにゆっくり指を動かせば、ぴくっと足を動かしながら永遠くんがえっちな声を上げ始めた。気持ち良かったのかな?もっといろんな反応が見たくて、撫でるようにゆっくり出し入れしながら乳首に吸い付いたら、「ンッ…!」と声を上げながらビクッと腰を浮かせた。かわいい…、この永遠くんの声、ほんとにたまんないなぁ…。


「あんまりあそばんといて…っ!」


永遠くんがかわいくて俺がクスッと笑っちゃったからか、俺の方にじろっと目を向けて少し怒られる。それもまたかわいすぎて、遊んでるつもりはなかったけど笑いが止まらない。


「ごめんね、永遠くんがかわいいから。」

「まだ入れへんの?」

「入れるよ。永遠くんがかわいいからすぐイっちゃいそうで我慢してたんだよ。」


永遠くんの問いかけにそう返せば、永遠くんはにこっと微笑んできた。ああもうほんとにかわいいなぁ。俺の性器はもう永遠くんを欲しがりすぎててだらだらと我慢汁が止まらない。


…ゴムは、…やっぱりつけるべきだよな。

永遠くんは中に出されたがってた気がするけど、一応ちゃんと持ってきたから…って入れる前にゴムをつけようとしていたら、俺の手に持っていたゴムの袋をぴっと取り上げられ、ふるふると首を振られてしまった。


「光星におもいっきり中に出されてみたい…。」


めちゃくちゃ恥ずかしそうに言って、ほんとに出されたそうにしてるけど、俺はそんな永遠くんに少し戸惑ってしまった。俺は、中に出す快感に慣れてしまった時が怖い…。

しかしお願いされてしまっては従うしかなく、ローションでぬるぬるにした自分の性器をそのまま永遠くんのお尻にあてがった。


初めての時よりも格段にスムーズに入っていき、ヌチュッ…と吸い付くように中に入っていく感覚が気持ち良くてたまらず、「はぁっ」と息を吐く。

永遠くんには申し訳ないけど、永遠くんが苦手そうにしていた足を大胆に広げた姿にも興奮してしまい、細くて柔らかい永遠くんの太腿を掴んで足を広げさせながら中にゆっくり挿入する。

でも全部はまだ入れず、半分くらい入ったところで永遠くんの唇にキスをし、舌を入れ、舌を絡ませながらゆっくり浅いところで腰を動かした。

するとまだ余裕のありそうな永遠くんの口からは「ンン…」と気持ちよさそうな声が漏れる。

これくらいならまだ気持ちいいのかな、と試行錯誤するようにゆっくりゆっくり腰を動かしながら永遠くんの頬や首筋を舐めていたら、永遠くんの腕が俺の首に回された。


「ン…、ハァ…」

「永遠くんきもちい?」

「ンン…ッ、きもちぃ…」


かわいい、永遠くんほんとに気持ち良さそう。気持ち良さそうな表情に、気持ち良さそうな声を出して頷いてくれる永遠くんに俺はめちゃくちゃ興奮する。チュッ、チュ、と永遠くんの身体のあちこちにキスしながらゆっくりゆっくり腰を動かし、存分にこの時間を楽しむ。


永遠くんの性器も気持ち良くなるように扱きながら少し奥への挿入を進めたところで、ビクッとしながら「ンンッ!」と苦しそうな声を出されてしまった。


「ごめんね?…痛かった?」


謝りながらキスすると、ふるふると首を振って答えてくれるかわいい永遠くん。よしよし頭を撫でながらキスを続けて、出し入れを少し早くしてみたら、「ンッ!…ぁッ、ぁッ!」と俺のめちゃくちゃ興奮するえろくてかわいい声で喘いでくれた。


「はぁ、…はぁっ、永遠くんほんとにかわいいね…っ」


上体を起こし、永遠くんを眺めながらぐっと中に全部入れ、腰を少し打ち付けるように動かしてみると、永遠くんに中を締め付けられた。


「ぁ…!ンっ、ぁッ、ぁッ…!」

「はぁっ…、ん…っ」


永遠くんに中を締め付けれる気持ちよさが一番俺の余裕を無くならせ、永遠くんの太腿を掴みながら必死にイクのを我慢していたら、チラッと俺を見上げてきた永遠くんがヒクヒクと何度も中を締め付けてくる。


…俺がきもちいいこと知っててわざとしてる?…いや、永遠くんにそんな余裕は無いはず。


「あぁっやばい、っ…もうまじイキそう…っ」

「ンンッ!ぁッぁッ!ン、ッ!ぁッあッ…!」


気持ちいい、気持ち良すぎて頭がおかしくなりそうっ、まだまだ続けたかったのに…っ!

俺の下半身はあんまり長くは楽しめず、早くも快感に耐えられなくなってビクビク痙攣しはじめてしまった。

ベッドに手をつき、少し前屈みになりながら永遠くんへの配慮もできずにイクまで必死に腰を振る。

ゆさゆさと俺の動きに合わせて永遠くんの身体は揺れ、中を突くのに合わせて永遠くんは「ぁッぁッぁッ!」と止まらない喘ぎ声を上げ続ける。

かわいい、ほんとにかわいい、気持ちイイっ、もっと続けたいのにまじで無理、我慢できそうにないっ…!


限界がくるまでできるだけ必死に我慢していると、ビクビクビクッ…!と腰が震え、それと同時に思いっきり容赦なく、ドクドクと溢れてくるものを永遠くんの中に出しまくった。


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