「航、言えよ。」


るいは俺の耳元で囁く。

膨れ上がった俺の股間に気付いてか、俺のパンツの中に手を突っ込んでまた俺のものを弄り始めた。二度目のその行為に、俺はひどく興奮した。


「すっげえ反応してんじゃん。」

「……ふ…ぁ…っ」

「なあ、こんなことされてもまだ言えねえの？」


るいは俺の耳元で囁きながら、俺のアレをぐにゅぐにゅとイジってくる。そして俺の胴体に回っていたるいの片手が、俺の着ているTシャツの中に入ってくる。

さらにるいの片手で乳首まで捕らえられてしまった俺は、身体がビクリと大きく反応してしまい、「ぁッ！」と上擦った気持ち悪い声が出てしまった。

最悪だ。羞恥心でどうにかなりそうで、俺は口に手を強く押し当てた。


「ダメ。」


しかし俺の口に押さえた手は、俺の乳首をイジっていたるいの手に掴まれ、口から離される。

俺の手を持ったまま、るいは再び俺のTシャツの中に手を入れ、俺の手の上に手を重ねたまま俺の乳首をいじり始めてしまった。


逆の手ではずっとぬるぬると俺のモノをイジっており、そろそろヤバイ。


「あぁッ…！るいっ…！イきそ…っ！も、…むりっ…！」

「まだダメ。」


俺の下半身は限界を迎えそうなのに、るいは俺のモノの先っぽを親指で塞ぐ。


「ンっ…ァッ…！…はぁ…、はぁっ…」

「航すげーかわいい。俺お前を嫌いになることなんか多分ねえと思うけど。」

「……ァ…ふぅ…っ…」

「お願い、言って？」


るいはブルブルと震える俺の身体をするり、するりと片手で撫で、もう片方の手では俺のモノの先っぽをグリグリとイジることを止めず、俺の耳元で囁いた。


「ぁッ！イクって！ちょっ…まじ…っ、むりっ！」


羞恥心などとうにどこかにいっており、早くイきたくてしかたがない俺は、喘ぎながらるいの腕をぎゅっと握り、もう片方の手を口の中に入れ、その手を俺は噛み締めた。


「言えよ、そしたらすぐに気持ちよくなるから。」


とてもイジワルだと思った。もうこんなに気持ち良い状況を続かせといて、俺が話すまで続ける気なんだから。


「イジワルだって思ってんだろ？イジワルだよ俺、でもそうまでして航の話聞きたがって、わざわざ航のこと嫌うわけねーじゃん。」


甘く、囁くように耳元でそう言われ、それだけで俺の身体はビクビク反応してしまう。

先っぽを押さえ込まれたまま、4本のるいの指が俺のモノを触り続ける。


そして、いつの間にか硬くなっていたるいの股間が俺の尻に当たっていることに気付き、るいはゆらゆらと腰を揺らして、俺の尻に股間を押し付けてくる。


俺は、まさかのるい自身もアソコが反応していることを知り、この雰囲気なら言っても大丈夫なんじゃないかと思い、ブルブルと身体を震わさながら口を開いた。


「おれ…っ、るいの…！」

「うん」

「るいに触られてから…っ、…ァっ」

「うん、触られてから？」

「自慰…っできなくなった…っ！」


俺が意を決してそう言えば、ゆるゆると触られていた俺のモノを触るるいの手が止まった。


「ぁ…ッ！とめんなよ…っ！」


ゆるゆると気持ち良かった状況から突然止められると、中途半端になり、イケそうでイケない状況に陥り辛すぎる。


「…ふっ、なにおまえ。」


耳元でクスリと笑ったるいが、再び俺のモノをぬるぬるとゆっくり触ってくる。


「すげえ気になってたのにアホらしい。」


そしてクスクスとずっと笑っているるいは、そう言って片手で俺のスボンとパンツを同時にズラした。


俺のモノと、それを握り込むるいの手があらわになる。俺は恥ずかしすぎて、カッと頭が熱くなる。


「つーかなんで自慰しようとしたの？」


甘い声でそう問いかけられ、俺は抑えられない喘ぎ声混じりで「へ…ッ？」と返すと、るいは言った。


「俺に言ったらいっぱい出させてあげんのに。」


それはもうとても甘く、その声だけでイけるんじゃねえかと思うような声で耳元で囁かれ、それと同時に俺のモノを握りぬるぬると動かされるるいの指に、俺はたまらずに「アッ…ンン…！」と喘いでしまった。


「航ちょーかわいい。…イきたい？」


ゆるゆるとるいの腰は揺れており、リズムよくるいの硬い股間が尻に当たってくる。もうそれだけで興奮してしまっている俺は、うんうん、と頷いた。

しかしるいは相変わらずイジワルで、「残念でしたー、まだダメ。」と言って、俺の耳の裏をベロベロと舐めてきた。


「ぅ…ッ…なんで？…ッおれ、話した、のに…っ！」


るいがしつこく聞いてくるから、俺は恥ずかしくなりながらも言ったのに。るいはなかなか俺をイカせてくれない。

ハァ、ハァ、と呼吸をしながら、ビクビク震える身体で俺は、俺のモノを扱いているるいの手の上から自分の手を絡ませ、自分自身でイッてやろうと目論んだ。


「あっダメだろー？そんなことしちゃ。」


しかしるいは、ぎゅっと俺のを握り込んで、動かすのをやめてしまう。


「うぁ…ッ…はやく…っ」

「ふふ、航かわいい。だからまだダメ。」


意味わかんねえ、なんでダメなんだよ、お願いだから、はやくイきたい…っ。そう願う俺なのに、るいはずっと握り込んでいるだけで、指を動かしてくれない。


俺が着ているTシャツを上まで捲ったるいに、俺はそのままTシャツを脱がされてしまった。

くりくりと乳首をイジりはじめ、今度は上から俺を攻めていく。下をイジるのを完全に止めてしまったるいはぎゅっと俺のを握り締めたまま、俺の乳首に吸い付いた。

俺の身体を横から抱くように身体をズラし、俺の乳首を舐めながらチラリと俺を見上げてくる。


「ン…っ」


恥ずかしすぎて、俺はギュッと目を閉じた。

チュッ、とリップ音をさせながら乳首に吸い付くるいは、またゆるゆると俺の股間を扱き始める。

気持ちが良すぎて、俺は「ハァ…アァッ…ハァ…」と喘ぎ声が止まらない。

こんなに性的なことで気持ちよくなったのは生まれてはじめてで、俺はもうなるようになれ、って、身体をダラリとるいに預けた。


「航、きもちい？」

「はぁ…きもちぃ…っ」

「すーげえヌルヌル。グチュグチュ言ってる。ほら、見れば？航、お前のだよ。」

「ゃだ…、見ねーよ…っ」

「ふっ…航かわいい。そろそろイこっか。」


そう言ったるいは乳首をイジるのを止めて、ゆるゆると動かしていた手を一気に速める。


「ぁッ…ん、ぁあ…っ！」


そして、喘ぎ声を上げる俺の口をるいの唇で塞がれ、舌を入れられた俺は必死になって呼吸をしながら、口を塞がれた隙間から「あ…ッ！！」と盛大な喘ぎ声を上げながら激しく扱くるいの手により、とうとう勢いよく精液を放ってしまった。


「ハァ、ハァ…」と呼吸を繰り返す俺の唇を、るいが「ン、」と深く口付ける。「チュッ」とリップ音をさせて唇をるいに離されたあと、また俺は「ハァ、ハァ、ハァ、」と荒い呼吸を繰り返した。

ぐったりしている俺を、るいはまた後ろから抱きしめてくる。俺の精液でドロドロになったるいの手を、俺は恥ずかしくて見ていられなくなって、ギュッと精液を拭き取るように両手で握って、バカな俺はその手を自分の腹に擦りつけた。


「なに自分の腹汚してんだよ。」


そう言ってクスリと笑うるいに、「るいの手が汚いから」と言えば、「航くんいっぱい出したもんな？」とニッと笑ったるいに言われたから、また俺は恥ずかしくなって、「るいイジワルだ」とちょっとむくれてやった。

すると「航くん、ごめん許して」とまた甘い声で囁かれたから、俺はそんなるいを、反則だ、と思った。

これで許さないやつって多分いない。


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