何フェチ?
神創系譜男子会(完結)

レオン
「えー、そういうわけで、男子会なわけデスけど。まず、今日はそういう企画であると割りきって、皆さん楽しくやっていきまショーね」

ウェラー
「この面々で楽しくなど、所詮無理ではないか?」

レオン
「それはごもっともデスけどね。でも、血を見る喧嘩をすると、罰として出番が減るそうなんで気を付けてクダサイね」

弥一
「はーい。元から空気の人はどうなるんですかー。シグさんとか可哀想だと思いますー」

シグルド
「ちょ、君……俺最近ちゃんと出てたよ!」

弥一
「一話目から出てた人が新参の俺と同じくらいの出番っていう……」

シグルド
「(ムッ)それを言うならアルフレッド陛下だって……」

アルフレッド
「私は位置的に出番が無いほど映えるから問題ないんだよシグルド」

バロン
「考えて物を言わんかこのでき損ないめが!」

マノク
「……あ、あのな。出番の多さで全て決まるわけではないぞ。お主も身内にはモテていると聞いたぞ?」

弥一
タユラハルまじタユラハル。紳士国家パネェ」

シグルド
「いつもいつも煽ってくる名無しの世闇兵は君か!」

ハギリ
「ところで、グレンの旦那が来てねぇぜ?」

ジークフリード
「あとヴァルムも」

レオン
「遅れるとの連絡がありマシたよ。グレンさんは何やらユア陛下から本当に男子会なの?って問い詰められてたみたいデス」

カイム
「ケホッ」

レイム
「あはは!今日はちゃんと男子だけッスよねーカイムさん!信用ゼロッスよね相変わらず!」

カイム
捻り潰すぞレイム

レイム
「ごめんなさいッス……」

レオン
「ヴァルム君は……どうしたんデスかね?」

レイム
「あ、待ってメールが来たッス。えーと、「女子会の方に間違えて行った。すぐに行く」って書いてるッス」

カイム
「そのまま来るなと返事しておけ」

レイム
「えーと、「来るな」……と」

シグルド
「ちょ……酷くないかそれは……」

ジークフリード
「髪長いし女の子に見えなくもないよね」


「……呼んでやれ……可哀想だろう」

ウェラー
「昴様の仰る通りだ。この顔触れには私もいささか不満はあるが、ここまで集まったのならば呼ばぬは非情」

マノク
「儂の部下に迎えにいかせよう。そうすれば迷わぬだろう。子供扱いのようで嫌がられはしないか心配だがの」

ジェモリアス
「マノクは誰にでも優しいな。煌竜王が普通に会話するのも、君くらいだし。人徳かな」

カイム
「ふん」

レオン
「柳泉サンとエリムさんは欠席、と。歳ですかね」

弥一
「柳泉来ても話題分かんねーだろうしねー」

レオン
「まあ……エリムさんが来ても確かに……」

ヒル
「バロンも帰れば?」

バロン
「なんじゃと貴様ァ!」

アルフレッド
「(プフッ)」

シグルド
「さすがリリムを短期間でコマした男……怖いもの知らず……(俺なんて一緒の部屋で寝たのに何もなかったのに……)」

ヒル
「ふん」←会って一日二日で落としにかかった男

マリーツァ
「さて、では乾杯の音頭はこのマリーツァが取らせてもらうぞ!」

レイム
「わーい! マリーツァ様ー!!(パチパチパチ)!」

弥一
「わーいエルフー!エルフー!!(パチパチパチ!)」

ライザー
「なんでもう酔っぱらったみたいなテンションなんだよ……」

バロン
「良いのですか陛下。宗教国家の小僧なんぞに乾杯を……」

アルフレッド
「うん、別にいいんじゃないかな?(どうでも)」

マリーツァ
「うむ、よきに計らえ! それではよいか皆の者。アーリア男子会開催を祝して、乾杯である!

全員
「乾杯ー!!」



バッシャアアアアアアン!!!



レイム
「…………」

ライザー
「…………」

ジークフリード
「…………」


「…………」


レオン
「えーとデスね……ヒル君、神鉄の魔導師サン……。野球の祝賀会じゃないんデスから相手にシャンパンぶっかけるのやめマショーね。


ヒル
「これがヴァイス式だ」

クルヴェイグ
「ふふ……これもノーブル式ですよ

パーシヴァル
「僕はそんな作法は知りませんよ!?」

シウバ
「だぁからお前は王には」

ジークフリード
「父さんその台詞気に入ってんの?」

カイム
「クックッ、面白い光景だな」

レイム
「わ、笑ってないで止めてほしいッスよカイムさん!」

カイム
「止める?その必要は無いだろう。余興には丁度いい」

シグルド
(そうか……神鉄の魔導師もリリムをどうにかしようとしてるわけだから、あいつは嫌ってるんだな……。でもそうなると、この二人が潰しあってればライバルは……)

アルフレッド
「君もだいぶ策略というものが分かってきたね? シグルド」

シグルド
「へっ!? い、いや俺……私は何もっ!」

ジェモリアス
「落ち着きなさい二人とも。レオン、このままではいけない。何か話題を提供してくれないか?」

レオン
「ジェモリアス殿下がいて下さって助かりマシたよ。じゃあ、最近よく話題になっているフェチの話なんていかがデス?」

ジェモリアス
「いきなりだね」

マノク
「わっはは、若いのう!!」

弥一
「はーいはいはい!! 俺はアメリ姫のスリットからチラチラ見える太ももの付け根フェチでーす!


「固有名詞を付けろと誰が言った」

弥一
「フェチって言った。フェチの話題だから素直に答えた。だから俺はアメリ姫のふとm」


「ウェラー!!」

ウェラー
「おっ前っはっなんっかい言わせれば……!」

シグルド
「アメリ……って、ティアレーゼの?」

アルフレッド
「そういえば惜しみ無く見せていたね」

ジークフリード
「アメリいつも見せてるから新鮮味が無いー」

弥一
「あー分かってない。わかってない、これだから素人は。あれは見せてるんじゃないっての。見えてるのに見られてるとこに気づいてないの。その姿勢にグっとくる!


「向こう五年は給与無しだ……」

弥一
「不当な処置として労働基準局訴えますよ」

レオン
「じゃあ逆に、昴さんは何フェチデス?」


「……答える気にもならん」

レオン
「腹割って話さないと、出番減りマスよー何らかの強制力で」

弥一
「あ、それいいそれ。長が出なくなったら、きっと次回からは俺とアメリ姫のガチ恋愛和風ファンタジーが始まる筈。止めて!恋っのっ、強制力ッ!♪

ウェラー
「弥一……プフッ」←思わず笑うウェラー


「……うなじだ!!!これでいいか!!!」←半ギレ

アルフレッド
「世闇おもしろいね。諜報力もあるし欲しいなあ……」

バロン
「侵攻致しますか?」

レオン
「ハイハイそこ生臭い話はしないでクダサイ」

続く


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