楽しい楽しい男子会
神創系譜男子会(完結)

レオン
「ハーイ、皆さんグラスは持ちマシたかー?」

ジークフリード
「持った持ったー」

レイム
「あ、ちょっと待ってほしいッスレオン軍師。俺のグラスが無いッスよー!」

ジェモリアス
「はい、ここにあるよ」

レイム
「ああっ! ありがとうございますジェモリアス殿下!」

マノク
「おい酒はこれだけしか用意していないのか? 子供のバースデーパーティーではないぞ」

カイム
「クッ。お前はどれだけ飲む気でいるんだ。だから樽みたいな腹になるんだ」

マノク
「お前は本当にずるいのお。どれだけ飲み食いしても太らんのか」

レイム
「竜はあっちの姿が本当の姿ッスから、太るとしたらあっちの体ッスよね?」

カイム
「そういうことだな」

ハギリ
「いいよなー俺なんてちょっと鍛冶サボっただけでもうほれ大変なことなるんだぜいほら」

レオン
「あっはは、仕事増やしマショーか?(にっこり)」

ハギリ
「いやほんとスミマセン働きますはい」

マリーツァ
「騒がしいぞ貴様ら! もっと静かに待てんのか!」

セロ
「マ、マリーツァ様、折角の楽しい席なんですから怒らないでくださいよ」

レオン
「おやマリーツァ陛下、お早いお着きで?」

セロ
「申し訳ありません軍師殿。準備に手間取ってしまって……」


「子供を酒宴の席に呼んだのか……?」

マリーツァ
「子供だと!? マリーツァは法王だぞ!一介の部族の長より世界的地位はずっと高いのだ!」


「(鳳凰……?)」←ちょっと興味が沸いた

レオン
「昴サン、法王デス」

ウェラー
「生意気な……昴様がお前に劣るだと? 無礼にも程があるぞ! そこへ直れ!」


「ウェラー、やめろ」

マリーツァ
「おお、おお! かかってくるか異人め! セロ! やってしまえ!」

セロ
「な、なんでそこで僕なんですか!?」

弥一
「ウェラさんも男の娘も落ち着いてー」

マリーツァ
「……? 今、言葉のアクセントがおかしくなかったか……? 男の……? なんだ?」

弥一
「あー俺、世闇とグルージス両方股かけてるんで。共通語だと訛るすよすいません」

ジェモリアス
「そういえば、マリーツァ。そこにある大きな樽は……それがエルフの秘蔵酒か?」

セロ
「はい。これはマリーツァ様が国から…」

マリーツァ
「折角エルフの秘蔵の酒を持ってきてやったというのに、有難く飲め有難く!」

ライザー
「酒でも飲まなきゃやってらんねえよ……。なんだよこの面子は。説明しやがれクソ眼鏡!!」

レオン
「今日は男子会って言いマシて。男子だけが集まって色んな話をしマショーっていう企画なんデスよ。何をそんなにカリカリしてるんデス?」

ライザー
「問題は集まった面子なんだよ! どういうことだよこれは!!」

アルフレッド
「随分な言い方だね、ヴァイスの王子。呼ばれたから来たというのに」

バロン
「儂らとて企画とやらでなければ来たりはせぬわ! 悪魔めが!」

弥一
「はいお得意の差別発言入りましたー」

ライザー
「企画企画って誰が考えたか知らねえけど、こんな奴らと飲んで酒が美味いわけねえだろ!」

シウバ
「器が小さいなヴァイスの王子よ。だから貴様は王には向かんのだ」

ライザー
「目指した覚えもお前に言われる筋合いもねえよ!(怒)」

パーシヴァル
「敵国の皇女はかどわかすのに、たとえ一時でも僕たちとは仲良くできないと? さすが悪魔。身勝手だ」

シウバ
「クックッ、まさにそれだパーシヴァルよ」

ジークフリード
「父さんもパーシヴァルもいい加減にしなよ。煽ってどうすんのさ」

ライザー
「むっかつく! 精霊王でもなんでも召喚してみやがれオラ!!」

シグルド
「あ、あの……今回だけなんだし、穏便にやらないか?」

弥一
「や ら な い か ?」

シグルド
「君悪いんだけどちょっと黙ってくれるかな……」

ライザー
「クソ眼鏡てめえもなんでそんなに落ち着いてんだよ!」

レオン
「え、俺は別に気にしてマセンよ?(酒に酔ったバカが何かミスすればそれはそれでいい弱味を掴めマスし)」

アルフレッド
「何か聞こえたね?」

レオン
「いいええ何もデスー」

ライザー
「……っ、おいヒル! お前が一番この状況嫌なんじゃねえか」

シグルド
(ヒル……リリムの……)

ライザー
「おいヒル!聞いてんのか!」

ヒル
「……クスッ」

マリーツァ
「……?」

ジェモリアス
「…………」

ヒル
「クスクス……」

レオン
「……ヒル君……?」

ライザー
「……おい、ヒル……?」

ヒル
「……男子会?クスクス 俺も別に気にしていないぞ、ライザー……クスクス」


「…………」

ヒル
「いいじゃないか。戦争と言う名の殺し合いをしている者同士が何らかの強制力により一同に集まり、しかもリリスティアがいない男子会というふざけtいや平和的な話し合いをするなんて、俺には全く一切思い付かない思い付きたくもない企画だからな。感謝しないと」



レイム&ライザー
(めっちゃ怒ってるーーーーーー!!!!)


ヒル
「いつもならこれで俺の隣にはリリスティアがいるのに今日は何故かこいつ

クルヴェイグ
「おや聖痕竜。逃げ出すのですか? 大富豪はまだ途中ですよ(携帯ポチポチ)」

ヒル
「ヨヤッターでどれだけブロックかけても新アカでアクセスしてくるような男と酒宴。いいじゃないか、平和的で……クスクス」



マリーツァ
「……お、おい、あいつのあの黒さはなんだ!? あんな男だったか!?」

ライザー
(男しかいねえから完全に気を抜いてやがるな……)

レオン
「……そ、それでは男子会、始まりマース……」

続く



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