9話








結果はやはりミホークの勝ち。


原作通り、最初はゾロを弱気者と位置付けたミホークだが、死を恐れない強い心力に最後にはゾロを強き者として黒刀、夜で切り倒した。



海に落ちたゾロを助けるヨサクとジョニー。
ミホークに向かっていくルフィ。
そして野望を捨てるなんて簡単だろうと!叫んだサンジ兄。



それらの中でミホークは宣言した。



「我が名は、ジュラキュール・ミホーク!!貴様が死ぬにはまだ早い。己を知り、世界を知り、強くなれロロノア!!!俺は先幾年月でもこの最強の座にて貴様を待つ!!猛る己が心力挿してこの剣を越えてみよ!!!この俺を越えてみよロロノア!!!」





「鷹の目のミホークにここまで言わせるとは」と感嘆の声をあげるじーちゃんに俺も頷く。



やはりゾロはミホークにとっての可能性の男となったらしい。ゾロがルフィに向かって負けないと誓うのを聞きながら俺は頬を緩めた。




「アクリ」


「ん?満足したか?ミホーク」



「うむ、満足だ、俺はこのまま帰るとしよう、お前の言う可能性の男と会えたのだ、これからを楽しむとしようか。」


「そう、じゃあね、あの人にあったら元気にしてるって伝えておいてよ、あの話の子供の事もね」



「うむ…………そうしよう」



そう言ってばさりとマントを翻したミホークが一言ルフィに告げると、今まで成り行きを見守っていたドン・クリークが前へ出てきた。




そして、ミホークへと体に装備した銃で撃つとミホークが体を翻し、さらばと海を切り姿をくらませた。




すごい揺れる揺れる。


行きも派手なら帰りも派手だなミホーク。
本人がそうしようとはしていないのだろうが思わずにいられない。








9話

人気急上昇中のBL小説
BL小説 BLove
- ナノ -