Last*Lost
04
「さぁ、修行だぜ!」
哀川さんは言う。
「……どうして山の中に行く必要があったんですか?」
「気分が気分だからだ」
……灰。いや、はい。そうでした
「あ、ついでに読心術とかもどうだ?」
ついでっすか。
もう一度、ついでっすか。
………ついででできるかぁぁぁぁぁぁ!
「わぁお。叫んだな、」
……そうだ。この人読心術使えるんだ。
「おう。惚れ直した?」
「……」
惚れてません。
「ふぅん?ま、いいけどな。
かわいがってやんよ(ニヒルな笑み)」
これからどうなるんすか、私。
「しらねーよ」
お前張本人だろーが。
「? ため口きいちゃってる?」
「ごめんなさい潤様許してください」
何はともあれ、生きにくい。
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「ほら、」
「むりでs ぎゃぅ?!」
ただいま修行中。
山の中の熊と対決。
むりだ
はい、極限無理。
「ったくあまちゃんめ。」
べし。
哀か、潤さんは熊のアタマをたたく。
ばたん
、、、、うそーん。
なんか、こんな人と修行すんの?としか。
悲しくなりました。
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まぁ、言ってて悲しくなるけど、潤さんによる
修行(弱いもの苛め)にも慣れてきた。
うん、これ絶対トリップっ子の特権だ。
そんなある日
「…うっわ。出来るようになっちまってんのな。」
潤さんに言われる。
手には刃物。
……俗(?)に言うドスだ。
「ま、修行も修業か?
ってことでとりあえず合格だな。」
修業開始から 2週間ほど。
私は侍になった。
……間違えました。気を取り直して、
私は、刃使い(やいばづかい)になった。
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