Last*Lost
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06



「最近ジャンヌみねーなー」

ぼーっと窓の外の青空をみながらつぶやいた。



すると1つ影が落ちる。


どうやら伝書鳩のようだ


「…手紙、誰からだ?」




みるとジャンヌ。

タイミングが神がかりすぎだろ、さすが聖女、と笑いながら封を切る。


中からはジャンヌの大切にしているはずのロザリオがでてきた。




「ッ…?!

どういう、ことだよ……………………!」



嫌な予感がして手紙に目を走らせる。そこには………















『お久しぶりです、フランスさん。

そして、御免なさい。約束守れそうにありません。』




約束? 何のことだ…




手紙の続きを読み…フランスは黒歴史ともいえるあの事件を思い出した。










「フランスさん…」


呆れ顔でジャンヌはフランスをみた。

フランスはというと…ほとんど全裸に近い状態で辛うじて薔薇と何故か猫耳を纏い、ワイングラスを手にしていた。


「もう! 脱ぐのやめてください!

あとお酒飲みすぎちゃだめじゃないですか!」


ジャンヌは顔が真っ赤になっている。そんなジャンヌにによによしていると、ワインを取り上げられた。


「何だよケチケチすんなよ! フリーダムなお兄さんなんだぜ!」


「ダメったらダメです!」


フランスはそういうジャンヌの腕を掴み、壁に押し付け、顎をもう片方の手で すっ、と持ち上げる。


「ほら、ここのワイン美味しいんだよ」


「…かんっぜんに酔ってますね……

離して下さいよ、お酒くさいです。あと顔もちかいです。」


「ジャンヌがこの味分かってくれるまでやめないよー?」



そう言ってフランスはぐっとワイングラスをジャンヌの口へ近づける。ジャンヌは深いため息をついた。





  






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