Last*Lost
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出会い


木々、森、森
辺りにはそれだけ

これだけの自然に溢れながらこの森にはあらゆる虫、動物が生息していなかった
ただ森が生い茂っているだけである


「地元の人間は気味悪がって入ろうとはしない」
「面白がり入った者の行方を知る者もいない」
「渡り鳥がふらりと訪れ羽を休めれば去る程度」
「食物連鎖のサイクルで生物の欠けた森」
調べればそんな噂ばかりでてくる

それを詳しく調べるためハンター協会に派遣された今回の仕事



はっきり言って動物がいないというのはつまらなかった
しかし他の場所では人間や動物がいることで育たない珍しい植物が多々あるのだから退屈はしない


「しかし本当に植物だけだな」

森全体からも念のような何かを感じる
それを突き止めれば今回の仕事も終わるだろう

「さて、ちょーっと頑張るかな」

体を伸ばし気合をいれてみた



ガサリ

「ん?」

風ではない、明らかに生き物の動く音
季節的に渡り鳥のシーズンはまだだ。
さてこれは森に迷い込んだ動物か、それとも…



「な…た……ま…くぃ」


か細いが聞こえたのは声、言葉

魔獣でないことを祈りつつ音の聞こえる方に向かえば



天使がいた


「ん? お前なんでこんなとこにいんの?」





俺の声は今どういう風に聴こえたろう



なんだこれ
2012年始めの小説更新こちらです(笑

一目惚れにも似た可愛がりたいオーラを発生させる程度の能力が夢主幼少にはあるとおもうんだ!

  






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