それ俺のスタンドです | ナノ
名付けましょう 2


※アヴドゥルさんがSPW財団所属


『まあ、えー、その。これが私のスタンドですね。はい』
(手で差した空間に人型のような透明の何かがうかんでいる)(なんとなく男っぽい)

「あー……ほ、本体が女性でも必ず女性型とは限らないのだな……」
『良いんですよアヴドゥルさん……はっきり仰っても』
「何話も引っ張った割にショボいな」
『花京院はもうちょいオブラートとメタ自重をだね』
「……」
『承太郎はなんか言って』


「一先ずスタンドについてだな。先程の場面を見た時の印象で言えば人型のパワー型と言ったところか」
「寸止めしていたとはいえ、出てくるのが遅いぜ……やれやれ」
「スタープラチナと同じパワー型か。頑強そうだ」
(透明スタンドが嬉しそうにマッスルポーズをする)
『筋肉ムキムキの女の子が一番良かったんだけどなあ』
「……」
「(スタープラチナと似たタイプなことに嬉しがれば良いのか越美の性癖に引けば良いのか困惑してるんだろうな……哀れ承太郎)」



「さてどうしたものか……財団に報告するにせよ、名前を付けねばな」
「僕達のはタロットカードに準じていましたよね。そして……」
『ところで承太郎、こういうのって自分がイメージした形になんの?』
「……そこんところはおれにもよう分からん」
『そうかァ。でもま、私のこいつよりもスターさんの方が(筋肉)好みかな』
「!……そうか」

「百歩譲ってもエジプト9栄神のようなスタンドではなかろう」
「敵にはなり得ない、ということですか」
『正直透明は無いと思う……いや待てよ、ずっと見てたらかわいく思えてきた』
「嘘だろ越美」
『あんたが言うな大賞あげるよ承太郎。なんとなく』

「なんだ花京院、彼女の事を警戒していたのか」
「……いざとなれば僕の静なるスタンドで、とは。秋本にもハイエロファントは一度も見せていない。それに」
「暴走した時のこともある……だろう?」
「流石ですね。

 ……承太郎は彼女に惚れている。彼が悪に転落する事は万が一にもあり得ないことですが、もし彼女がそうなった場合の事を考えれば……僕が憎まれ役を買ったって良い」
「…………そうか。よし、わたしも暫く滞在するとしよう。なあに財団には経過を報告すると言えば良かろう」
「ありがとう、ございます。アヴドゥルさん」


『あ゛〜このコナーファすごい甘い。あんたもひとまずは宜しくね、わたしの相棒』
(大胸筋を強調したマッスルポーズ)
『返事がわりのそれ止めようか』


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