それ俺のスタンドです | ナノ
能力


『しっかしアレだね、スターさんって精密で細かな動作ができる上に強くてムキムキでしょ?惚れるわ』
「スタンドに恋をするって聞いたことないんだが」
『花京院よ……恋愛ってのは同じ種でなくとも愛があればそれで良いのよ』
「良いことのように聞こえるけど釈然としない」


「そういやーよ、越美……てめーのスタンド能力は結局分かったのか」
『いいや。スターさんほどパワーも強くないし、ハイエロファントのような遠隔操作もできない』
「炎を出したりとかの特殊な能力も無いのか?弱ったなあ……」
『スタンド能力が分からないと何かヤバいの?』
「……まあ、良いだろう。スタンドが本体の意思によって動かせるというのは知っているね?」
「つまりてめーの気の持ちようで制御できるかどうかが決まる。どんな能力か判らんまま勝手に動き始めたら……」
『そりゃヤバいこったね。でもねぇ〜マジに分かんないもんなー』



「っキャアア!危ないッ!!」
『え 』
(3階から落ちてきた机が秋本の頭へ!)
ブワワァッ
(ネイビィ・ソードが出現、錨を振り上げる!)
ジャギィィイ!!

「……嘘だろ、越美が!」

「越美が……“自分のスタンドに切り裂かれた”!」


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