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うちのキャプテンが可愛すぎて辛い


突然だが、私の名前はペンギンと言う


いや、本当の名前はナマエと言うのだが、ここでの名前はペンギンだ

そう、私はあのワンピースのハートの海賊団のペンギンに成り代わったのだ

いや、まじびっくり通り越してなんか悟ったよねほんと…
だってあのペンギンさんだよ??
原作ではまだ謎なままのハートの海賊団だけど船長であるトラファルガー・ローは初登場から絶大な人気を誇っている
そう、原作では出ていないが、夢小説などではペンギンは頭がキレて、船のことを一番に考えてて、皆のおかんで、無口だけど心を開いた人にはとても優しくて、クル―からの信頼も厚いし、あのローでさえ信頼を寄せていて、…と、あげたらきりがないがそんな人物なのだ

かくいう私も夢小説は漁って読んでいたのでペンギンはすっかり上記のイメージなのだ
そんなクールなペンギンに成り代わった私
頑張って頭の中で想像しているペンギン像に振舞ってはいる
が、しかしここで問題が一つ

船長が可愛すぎてどうしよう…

……いや、ふざけてないよ!!
ほんとだって!!本当にこれには悩んでるの!!
この間なんかさー…




「船長、次の島のことで相談が…」

コンコン、と扉を叩くが返事がないため私は溜息をひとつつくと、そのままドアを開けた
ギィ、とドアを開けると少し奥の方にあるベッドが膨らんでいるのが目に入る
近づいて見るとまで寝ている船長がいて、起こそうと肩を揺すった

「船長、」

「ん…」

船長はまだ眠いのか、もそもそとその体を布団に埋める

「(なんなんだこの人天使かよ…)船長、起きてください」

そう、夢小説などではトラファルガー・ローの寝起きは最悪だ、と書かれいてるが、実際のところ想像してたのと全く違くて、船長の寝起きはまじで可愛い

「船長」

少し強めに肩を揺すってみる
するとまたもぞもぞと動いた後、少しだけ布団から顔を出した

「ぺんぎんか…?」

まだ眠そうな顔をしながら船長は目を擦っている

「(あああああ可愛い可愛い誰かマジでカメラ持ってきてカメラああああ!!)
はい、すいません起こしてしまって…実は次の島のことなんですが…」

「いい、お前に任せる…。」

そう言ってまたもぞもぞと布団に入ってしまった

「しかし、船長…」

「そんなことよりちょっとこっち来い」

またもや布団から顔出している船長に手招きされて頭に?を浮かべながら船長に近づいた
なんだろうと思っていると船長は私をベッドに座らせると横からむぎゅ、と腰に抱きついてきた

「(っえええええ!!何やってんですかあんたあああ!!)
船長、私まだ仕事が残ってるんですが…」

「後にしろ」

そのまま船長は何度か頭の向きを変えた後、ようやくポジションが決まったのか、頭を私の太股に乗せた

「(猫か!)船長、いいかげんしにしてください」

船長は私の手をとると自分の頭の上に乗せ、一言言い放った

「撫でろ」

「(うわあああばかあ!馬鹿じゃないのおおおお!撫でろって、撫でろって!!デレ?ねえこれはデレなの?甘えてんのかお前はあああああ!!!撫でろってええええええ!!)
はあ…」

心(頭?)の中の声はもちろん船長には聞かせられないが、私は盛大に(頭の中で)ニヤニヤしている
溜息をこぼし、そのままさらさらの短髪を撫でる

「(さらっさらああああああ!!あああかわいいいいいい天使!まじ天使!!)
…5分ですよ」

「寝るまでだ」

「(色んな意味で死亡ふらぐ\(^p^)/)…10分です」

「…まあいい」

船長は体を丸め、私のお腹に顔を埋めるとそのまますうすうと寝息を立てて寝てしまった

「(っっ!!!誰かっ!!カメラっ!!)」

私はというと、片手でニヤける顔を抑えながら誰かマジでカメラを持って船長室に入ってこないかな、と考えていた


無防備な寝顔がマジ天使でした(いい笑顔)


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