塩が凍える

ようやくバイトに受かりました。ブラックと名高いチェーン店ではありますが、バイトだし、お店の店員の雰囲気も良かったし、とあまり深くは考えてない。甘いかな。

仕事として人と接する機会がなかったので、単純に礼儀や言葉遣いを学びたいし、お金が欲しい。

暇な時についブスについての記事を読んでしまう。社会でのブス差別の記事や、ブスとのセックスのメリットの記事を読んで、当たり前だけれど落ち込んでしまった。それと同時に、ブスの画像を見てホッとしてしまったりもしている。上を見ればキリがないし、下を見てもキリがない。

たまに私は客観的に見てどれくらいのブスなんだろうと思う。自分では下の上だと思っているのだが、もしそれが外れていたら恥ずかしいので、下の中だと思い込むことにしている。
そうやってブスはどんどんブスになっていくんだなぁ。

セックスを求められても、きっとブスだからいいと思われてるんだろうな、求めやすいんだろうな、って思って悲しくなるし、まだ少しだけでも女として見てくれてるんだ、とすがりついて受け入れてしまうのも悲しい。

ブスだから私はいつでも芸人でピエロで女の子らしくすることは許されないんだろうか。ブスが女の子ぶったところで何も面白くないし、気取っている、と思われるのも嫌で。
今の私はきっと愛想を振り撒き、ブスを自覚した態度を取っているから可愛がられているのか、と思うと、女の子になることで需要がなくなってしまう気がする。

ブスと人気と女との兼ね合いがわからないね。



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