疾風の秘密[疾風+優]
優「ただいま…」
疾「お帰り…何でそんなに睨むんだ?」
優「何で…何で言ってくれなかったんだよぉっ!」
疾「え?」
優「しらばっくれてもダメ!疾風のバカーっ!」
疾「優落ち着いて?いきなり何だよ」
優「疾風、俺に秘密にしてた事あるだろ?それをさっきツインズから聞いたんだよっ!」
疾「(秘密…実は童貞じゃなかったって事か。勝手に…あの双子締めとくか)」
優「御幸さんの事だって秘密にしてたし…何で教えてくれないのさっ」
疾「あれに優の事知られたくなかったんだよ。絶対気に入ると思ってたし…俺の優なのに」
優「疾風ぇ…って危ない危ない!危うく流されるところだった!とにかく俺は寂しいやら悲しいやらなんだからっ!」
疾「優…ごめん。でも言えなかったのはあの時の優が可愛くて本当に初めてだったら良かったのにって思って…」
優「え…」
疾「それに大切なのは今だろ?俺はこれからも優を…」
優「す、ストップ!えーと…何の話?」
疾「…え?」
優「俺が言ってるのは疾風が去年は生徒会書記をやってたのを何で教えてくれなかったのかって事!去年はツインズいなかったし誰が会計をやってたのかなぁって思ったら蓮だったんだね」
疾「……」
優「ツインズから聞いて驚きのあまり廊下走ったら知らない不良さんにぶつかって超ダッシュで逃げてきたんだから!怖かった!」
疾「そうだったんだ」
優「で、疾風は何の話しようとしたの?」
疾「……」
優「タンマタンマ!何で服脱がすの!?」
疾「優がそんなどうでも良い事を気にする余裕無くそうかなって」
優「どうでも良くないよ!疾風の事なら知りたいって」
疾「優…可愛い」
優「えっちょっ、ここで!?待った!あっ……」
疾「て言うか、知らなかったのは優だけだと思うよ」
優「!?」
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