何が悪い! | ナノ


 


ローションを零さないように腰を上げてもケツマンコ全体がヒクヒクするから自然と零れてしまう。
勿体無い…
ベッドが揺れて立ち上がった蓮様を視線で追い掛ける。
蓮様は上機嫌になったようで楽しそうに棚に並んだ玩具を両手一杯に抱えて帰ってきた。

「この玩具はね、優とセックスする時の為に特注で用意したんだよ」

何それ。
俺の、為に…?
嬉しい。俺の為に、しかも特注なのが嬉しい。
言い換えるなら俺の為に用意されたエンゲージリングみたいな…止めよう。
エンゲージリングは清いものだ。アダルトグッズの例えに使うなんて申し訳ない。

「だから、今日はこれを全部使うまで止めないから」


What?
そ、その広いはずのベッドを埋める玩具を全部!?
どうしよ嬉しい!
要はこれ全部使うまでセックス出来るんだっ!
嬉しい。

「先ずはこれを使うよ」

そういって目の前に出されたのは変な形のアナルプラグ。
長さは無くて先っぽの方が丸くて少し曲がってる。
こんなの初めて見た。

「優、力抜きなよ」

そう言いつつも蓮様は空いている手で思い切り俺の尻を掴むから力が抜けられない。

「いぁっあっあっあぁー…っ」

力を入れたまま挿入されるのが苦しくて身を捩りそうになるけど許されない。
縛られてたら不可抗力って言い逃れ出来るけど、今俺は自らの意思で我慢して快感を求めてる。
それが自分は犯されたいっていうのを相手に伝えてるみたいで羞恥心を煽られた。
その間もローションがぐぷぐぷ音を立て垂らしながら飲み込んでいく。

「入ったよ。優、抵抗しなかったね…本当、淫乱」

「あああああっ!?」

そう時間もかからず飲み込むと蓮様が褒めるように尻を叩いた。
その瞬間、体中に快感が走った。
尻を叩かれてアナルを締めたら咥え込んでるアナルプラグの先っぽが丁度前立腺を押してきた。
確認するように恐る恐るアナルを締めたらやっぱり前立腺を押されて腰が跳ねる。

「ひぁんっ、あっはぁんっあっう!」


漸く前立腺を刺激されて体が満足し始めて射精を迎えられそうになったのに叶わなくなった。
蓮様が、俺のチンポの根元にコックリングを嵌めたからだ。


 


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