何が悪い! | ナノ


 


「優、お前はまた肉ばっかり…よく太らないな」

食堂について食券を買い、注文した食事を持って空いた席に着くなり小言を言われた。
肉良いじゃん。肉美味いじゃん。
俺は見た目草食系男子な肉食なんだよ。
ちなみに俺がからあげ丼で疾風は塩鯖定食です。


「ほら、野菜も食べなさい」

自分の定食に付いてるサラダのプチトマトを摘んで俺の口許に運んでくる疾風を凝視する。



『もう、またお肉ばっかり食べて!あたしの野菜あげるから食べてなさいっ。はい、あーん』

綺麗な長い金髪を耳に掛けて照れ臭そうにはにかみ笑いながら俺の健康を気遣って口許にプチトマトを運んでくるハヤテちゃん。
世話好きで清楚な感じなのに脱いだらナイスバディだなんて…たはっ!


「おーい、帰ってこーい」

「はっ!」

「まーた俺を勝手に女にしただろ」


あまりにオイシイシチュエーションだったからうっかりトリップしてしまった。

常日頃男子校でエロゲをしているからこそ身に付いてしまった俺の悪い癖。

それは、美形の男子を見ると脳内で勝手に美少女に置き換えて萌えてしまうというもの。
いや、もう癖じゃなくて妄想癖?
あれ、やっぱ癖か。

勿論、二次元の美少女にだから。三次元の女の子怖いよビクブルガクブル。
だからたまに、抱きたい・抱かれたい問わずランキング上位者で妄想してしまう。女の子だとこんな感じかなーとか。
こんなシチュエーションで迫られたらハァハァとか。

滅多にランキング上位者に会えないから主に疾風で妄想しちゃうけどね。
ハヤテちゃん、有りだと思います!


 


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