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「はー、食べた食べた」
野菜もちゃんと完食して食後のまったりタイム中。
少し休憩してから疾風が片付けをしてくれている間、ベッドに座って自分のお腹を撫でる。
久し振りに朝ご飯食べたなぁ。
いつも学校だし、休みは昼前まで寝てるし。
そういや、今日は普通に学校だったっけ。
学校ある日に休むのってちょっと優越感。
体調悪い時はそんなの考えられないけど俺は腰以外至って健康だしねー。
結局疾風も一緒に休んでる。
俺のお世話の為に、とか?
お礼言わなきゃ。
「ただいま。優、うつ伏せになれる?」
「うつ伏せ?こう?」
腰も大分楽になってきたしゆっくりだけどうつ伏せになる。
寝転がって疾風に聞いたら頷いて布団を剥がれた。
「!?ちょっ、ちょっと待って!」
布団を剥がれるなんて思ってなかったから服が捲れてお尻が、お尻がぁぁあっ!
急にお尻見られたら恥ずかしい。
今更だろとか言われても恥ずかしい!
「あ…ごめんごめん」
疾風軽いなぁ。
後ろ手で服の裾を引っ張ってたら疾風も手伝ってくれてギリギリお尻を隠せた。
「早く腰が良くなるようにマッサージするね。眠くなったら寝て良いからな」
「はーい…」
お腹いっぱいになったしもう既に寝そう。
疾風が俺の上に跨がって腰の辺りを揉んでくれる。
疾風、絶対プロだって。
疾風が腰揉んでくれたら本当に楽になる。
これぐらいの怠さならあっという間に楽になっちゃうね!
それに気持ち良くて気持ち良くて…
「疾風ぇ、ありが…と」
「どういたしまして」
「ん…んぅ」
「優、おやすみ」
枕を引き寄せ顔を埋めて疾風の声を聞いてからそのまま眠りの世界にダイブしてった。
あー…幸せだなぁ。
「んっ…ぁ…」
暫く眠って起きたら何か体がおかしい。
まだぼーっとしてるからかな?
起きたらさっきまで感じてた腰の怠さも無くなってる。
だから起きようとしたのに体が動かない。
いや、動かせない。
「優おはよう。ほんとに、寝てたら何されても起きないな」
楽しそうに笑う疾風を見上げてから自分の体を見た。
「なっ、なななな!?」
服を着たまま体中を縄で縛られてる。
ただ縛ってるだけじゃないよっ!
俗に言う亀甲縛りだよっ!
しかも服がお腹まで捲れてて股間はダイレクトに縄が食い込んでる。
動こうとすればする程股間に食い込んでヤバイ。腕を動かそうともしたけど両手首を縛られてる。
勿論、縄でガッチガチ。
「優、腰は大丈夫?」
「だ、だ大丈夫だけど」
これは何ぃぃぃいっ!?って聞こうとして息を飲んだ。
疾風が笑ってるのに何か怖い。
「じゃあ、お仕置き始めよっか」
曝された内股を撫でて凄く良い笑顔で言った。
そうだった、お仕置きは今日するって言ってたよね。
縛られ具合からして、今回は気合い入ってらっしゃるぅぅうう!!
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mokuji]