声に乗せて | ナノ


 


任せろって、何を任せるのかな?
まず何で下脱がされたの?
とにかく恥ずかしいから止めてって言いたいけど…言えない。

「ふっ、ぁう…ん…」

「もっと声出せよ…」

出せって言われて素直に出すわけないだろっ!
でも上擦った声が漏れてしまう。
下を脱がされるなり大きな手で全体を撫で回すように揉まれてその度に腰がビクビク跳ねる。
桜慈の時もそうだけど人に触られるのがこんなに気持ち良いなんて…
少しずつ硬くなってくと揉むような手付きから力強く扱くものに変わってきてダメって分かってても腰が揺れちゃってる。

「可愛い」

「ふぁっ、んっん…だ、め…もぉ…」

扱きながら何回もキスされて頭がふわふわしてきた。
もっと気持ち良くなりたいとか思ってる。
陵はそれに気付いたみたいに徐々に扱く手の動きが早くなってきてもう…

「ぁっ、いくっ…んっ、ぅあっ!」

「……やべぇ」

確かにヤバイ。
我慢出来なかったとはいえ、陵の手の中に出しちゃうなんて…!
白く汚れた手を見せるように動かしてからそのままペロッて…ちょっと!
舐めないでよっ。
そう言おうと思って口を開いたけど言葉が出てこない。
ガチャガチャと音を立ててベルトを外すと下着の中から立派に勃ったアレが。
…俺のと何か違う気がする。
あと2年もすれば俺もこんな風に…

「燈瑪、もうちょっと付き合えよ?」

おでこにちゅってキスされて萎えた俺の自身をまた握られた。


 


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