お仕置き
お仕置きって言うからには痛い事かな。
デコピンぐらいなら良いんだけど…この体勢でデコピンはないよな、うん。
内心ドキドキして陵を見上げてると大きな掌が首元を撫でた。
これはちょっと擽ったいぞ。
「陵っ、ぁっう…くすぐっ、たいよぉ…」
「燈瑪って敏感だよな。でも寝てたら気付かねぇんだな」
「何、が…いっ！んぅっ…」
何の事を言ってるのか分かんなくて首を傾げたら陵の顔が首元に近付いていきなりチクッて痛みが走った。
何でこんなところに吸い付くんだよっ。
パニクってたら陵が体を起こして唇を舐めながら満足そうに笑って指先が吸い付いてた場所に触れる。
「りょ、う…？」
「俺の、印」
そのまま指先がツー…って胸元をなぞってく。
く、擽ったいって。
もぞもぞと擽ったさに悶えてるとその指が肌蹴たシャツの中に潜り込んで胸の突起を…ちょっと！？
「んぅっ！なっ、なっな…」
「ここ、可愛いピンクだな」
なっなっなな何て事言うんだよぉぉっ！
人、人の乳首見て何をっ…ってちょっと！
陵の言葉にパニクってるとボタンを取られたシャツを開かれて上半身が露になる。
別に同じ男に上半身を見られるぐらい何て事ないけど今の状況だと恥ずかしいっ。
せめて両手で隠そうとしたら陵の手に頭上で纏められた。
「はっ、離してっ」
「駄目。お仕置きになんねぇだろ」
そっか。
って納得してる場合じゃないって！
空いてる陵の左手が親指で右の突起を押し潰しながら反対側に唇を寄せて吸い付いてくる。
何？この状態は一体何っ！？
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mokuji]