徒然なるままに
中心



獄→ツナ[乾燥注意報]





※獄ツナ銘打ってますが、綱吉出て来ません!


 獄寺がやたら不機嫌そうに机に伏せっていた。触らぬ獄寺に祟りナシとは言うけど(あれ、言わねぇ?)、やっぱり気になったんで、獄寺を起こしてみる事にした。

「ごくでらー具合悪いのかー?」

 獄寺はむくりと起き上がってきた。やや不機嫌そうな顔はオプション。

「あぁ? 乾燥してっから唇が痛ぇんだよ」
「かんそう?」

 夏休みに提出する本を読んだ後の……

「感想文じゃねーよ」
「あ、考えてることばれた?」
「野球バカだからな、お前は」

 よくわからない理由付けされてしまった。
 かんそう、かんそう。乾燥か!やや鈍い頭を回転させ、変換をさせることが出来た

「獄寺、そんなこと気にするのか?」

 何となく女子みたいだ、なんて失礼を承知で心中で呟いた。
 そんなオレの述懐など気付かずに、きらりと瞳を輝かせ自信満々に鼻高々と語ってきたのだ、獄寺は!

「十代目の名前をお呼びするならやっぱり潤いに満ちた唇で呼びてぇじゃねぇか」

 そう語る獄寺の唇は宝石の色を宿しているような気がした。

*乾燥注意報!リップクリームくらい持ち歩きましょう。2010年10月11日(月)





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