信じてるよ

あれから三年。
私は旅に出て、二人の活躍も耳にして、再開するのが楽しみだった。
そしてグリーンくんとの再開、私は念願のチャンピオンになることができた。
『ねぇ、グリーンくん、レッドくんは?元気?』
「…レッドは…行方不明なんだ…。」
『え?…』
私の中でまたあのときと同じ気持ちがよみがえる。
「それに、ハルでもあいつには勝てない。あいつは強くなりすぎた。」
『グリーンくん…』
「だから…もうレッドの事は忘れるんだ。」
私は気づいた。グリーンくんはレッドくんを連れ戻せなかったんだ…。なら尚更私が今やることは、
『レッドくんの居場所、教えて。』
「!?…だからレッドは…」
『大丈夫。私がレッドくん連れ戻してくるから。』
「…はぁ。シロガネ山にいる。あとは、頼んだぞ。」
『うん!!じゃあ行ってくるね!!』
「ハル!!」
『?』
「俺、ハルが好きだ。」
『!?…』
「答えはわかってる。ただ、言っておきたかっただけだ!!ほら、行ってこい!!」
『ありがとう…。』
私は走り出した。
「…がんばれよ。ハル」

  




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