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Odyssey



触手×神子
ビッチ 18禁
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周りのざわめきに、また自分が達したことを知った。
終わりのない快感に麻痺して、そんなことすら分からない。

「……ぐ……、っ……ァ……ンん゙……」

酸素を求めて開く口にも、何本もの触手が入り込んで息苦しさに意識が朦朧とする。

「ヒ! ア! ああああっンっ、ひゃ、ああ、あ、あああああ…………!」

途端にアナルに差し込まれた触手がトロリとした液体を吐き出した。
爛れたように熱く感じる内壁を幾本もの絡み合った触手が擦り上げると、気持ちよくてたまらない。
ぐちゅぐちゅと言う水音の大きさに、触手の愛撫が激しくなったことを知る。

脳みそを素手で愛撫されているような強い刺激に、色んなものがだらだらと垂れ流しになるが、構っていられない。
今更、だ。
羞恥心ってなんだっけ、って状況。

ただ、もう、与えられる快感に素直に従うだけ。


この世界にトリップしてきて、訳が分からないまま神に仕えろと言われた。
まあ、それはね、何かしら仕事をしなきゃとは思うし。
野垂れ死にするよりは良いよね。

でもさ、綺麗な体でなければならない、って強要は頂けない。

は?
恋愛禁止?
セックスなんて言語道断?

どこぞのアイドルじゃあるまいし。

俺、別に望んでここにいるわけじゃないし?
神に仕えたくて仕えてるわけじゃないし?


ぶっちゃけ、俺、ビッチだったんで。
無理っす。
汚れまくってます。
ってか、18歳にもなって綺麗な体って、ないなーい。


それでお役御免かと思うじゃん?
ところがさ、そしたら、「清めます」とか言われちゃって。
あ、そうですかって引き下がるしかないよね。

んで、この触手の登場。
今まで受けた穢れを全て「出す」ことで清められるんだって。
超嘘臭え。


はじめん時はヤバかった。

18年間の穢れだぜ?
流石に気持ち良いの大好きな俺も死ぬかと思ったもん。

何人もの神官に見られながら、グロテスクな触手に愛撫されて。
それが何日も何日も続いた。
寝る時意外はアンアン言いっぱなし。
神官もびっくり。


そんな苦労をして清められはしたけどさ、人の性根がそんな簡単に変わると思う?



まあ、無理。
無理無理。

俺は無理。



暫くは気持ち良いのも飽きたかなあってなるけど、健康な男子だし?
その内ムラムラしてきちゃって、逃げ出しては、男ひっかけてケツ振って。
んで、見つかって、連れ戻されて清められる。
その繰り返し。





んー。
だってさ。

触手、超気持ち良いんだもん。
ぶっちゃけセックスより良いし?


クセんなるの、しょうがないよね。


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ただ淫乱な人のお話になりました。
始めは、この前の「掟」のネタとして考えたのですが、こっちタイトルの方がしっくりきたので変更。
「掟」で「どこぞのアイドル」の一言が始めに頭に浮かんできた筈なんですが。


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