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Odyssey



元いじめられっ子×元いじめっ子魔法使い
18禁
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俺の幼馴染殿は魔力が弱くて、子供の頃から魔法はからっきし。
だけど努力の人で、今では都一の魔術具の職人として、他国にまでその名を轟かせている。

対して、生まれながらに魔力を垂れ流し、無意識のうちに魔法を使いこなした俺様。
神童も成人すればただの人、って程ではないが、まあ、何とか出世コースには乗っている程度。
ちなみに、勉強が嫌いとかじゃない。
上には上がいるってだけだ。


散々、からかったりしたよな。
悪かったと思ってるよ。

なんちゅうかさ、当時から、気になってさ。

ぶっちゃけ好きだった訳だよ。
お前のこと。

だから

「これ……外せ、ってェ……」

「駄目。ほら、集中してよ」

「っアあっ……ヤ……んああああ、あ、あ」

俺様、絶賛、犯され中です。

「気持ちいい?」

「ンっ! チ、いィ」

「どこがいいの?」

「ア……おし、り……おしりのっ……穴ァ、っア、お、く……」

「ふふ、可愛い」

誤解しないでいただきたい!
これはですね、俺のですね、腕にはまっている術具の所為ですから!

「足広げて。ほら、入ってるとこ、見て」

「っア……ぁ、や…………」

「ぎゅって締まったね。興奮しちゃた?」

「ん……っはぁ……」

「自分で、おっぱい弄っていいよ」

「!! っヤ! ……ああ、あ、ア……んっふあっあん」


久しぶりに会った幼馴染殿。
あろう事か、俺の腕に隷従の枷を嵌めやがった。

最近の超話題商品、幼馴染印の隷従の枷。
これを嵌めれば、どんなに凶悪な魔物も思いのまま! のキャッチフレーズを、今まさに身をもって体験中です。

なんかちょっと涙出てきましたよ。
生理的なヤツじゃないですからね?

「……な、んで」

「好きだから」

「っハ、ん、……だったら」

「外さないよ」

「っな、お、れっだって、っん……、好きなのにぃィ」

「知ってる」

じゃあ何で?
何でこんな術具で言いなりにされて犯されなきゃなんねえの?
悲しいじゃん?

情事中の色気を纏った幼馴染を見上げると、眉間にキスを落とされた。

「んな、顔しないで」

「…………」

「俺、魔法使えないしさ」

「……うん?」

「力も弱いんだよね」

「…………」

「俺はお前を抱きたいのに、お前は俺を抱くつもりだっただろ?」

「…………」

否定できずに黙ると、幼馴染がにっこりと笑った。

「だから、外さないからね、一生」


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