小ネタ倉庫 ←
現実にはセーブポイントもリセットボタンもない。痛い程分かっているのに僕は何度も欲し感触の無いボタンをいつも押してる。ポケットの中で携帯画面で教室の電気でPCの電源で。勿論時間が進むだけでコマンド選択肢の攻略法は分からないまま。ならばこの現実<画面>を見なければいいんだ。最終手段の最期のリセット、銃をこめかみに当てたなんと愚かなプレイヤーは僕だ。
(帝人)
2014/05/02 02:14
高校生になってから運動会元体育祭にまともに参加したことはなく、いつも教室か生徒テントから眺めていた。俺が出たら全部の競技の勝敗がすぐ決まっちまうのと、臨也と場外喧嘩で行事自体中止になるからだ。
社会人となった今、俺は何故か嫌と言うほど体育祭を味わっている。障害物競争元戦争を臨也相手に。ただし勝ち負けは生死で判断されるわけだが。
(静雄)
2014/04/29 01:45
← →
ああこれは夢だと思う瞬間が夢の中であるよな?臨也さんが甘ったるい声で正臣くんと名を呼び体に触れ恥ずかしい台詞や中二臭い語りを聞かされた後、糸をピンッと張ったような棘がある声と鋭い流し目で俺に残酷な言葉を発する。その瞬間が同じ感覚だ。現実逃避、俺はその夢から逃げ出したい。
(臨正)
2014/04/21 11:54