無垢で無知な鬼///

◆アルヴァ
鬼の特徴である二本角をもつ青年。人里離れた山奥で独り暮らしをしている。人との交流がほとんどないため、人の常識を持たない。自然と共存する生活に身をおいている点から、人のこともまた自然の一部と認識しているため、鬼ではあるが人のことも良くも悪くも思っていない。言葉が通じる存在が珍しいため、興味はある。基本性質は善良で親切。


◇主人公
ベースは主にガルさんだよ!
訳あって山にやって来た青年。少し離れた山向こうの村の良家の息子。若干奔放な性格で山へと遊びにきた折り、疎ましく思う別の良家からの工作を受け山深くへと逃亡。追っ手は撒いたが、天候により足を踏み外し転落。意識を失っていたところを鬼に保護されている。保護されてからも足を痛めておりすぐには帰れないので、鬼と二人きりの生活へ。
鬼があまりに無知なために最初は純粋に心配だったが、交流を深めるうちに…といった感じ。


★出会い
「山へ行ってはいけない。山には恐ろしい鬼が住んでいるから」と、昔からの言い伝えだった。鬼なんているものか、と子供たちは強がりながらも山へ入るような無謀はしなかった。それでも、鬼何て怖いものかと青年は山へと足を踏み入れていた。
その日、追われたことで日頃よりも深くへと逃げることになってしまった青年は、運悪く高い場所から落ちてしまった。打ち所も悪く、血が流れていく感覚が額を伝う。足も痛めたようで、全身の痛みに呻きながら意識が遠退いていく… … 死ぬのだろうか、と思った次の瞬間には見知らぬ天井を見上げていた。
陽の香りがたっぷりと染みている布団で寝ながら、回りを見渡す。ことことと何かが煮たつ音に、なにやら美味しそうな香り。自然とそちらへ視線を向けると、見知らぬ人物の背中が見えた。
「…たすけて、くれたのですか」と声をかけると、ぱっと弾かれたように振り替える。その人物を見て、青年は思わず目を丸くした。恩人であろう人物の頭に… 見慣れぬ角が二本、生えていたからであった。

★親睦を深める
最初こそ青年は鬼を警戒し、鬼は鬼でそんな青年にどう接したらいいのかわからず距離がある。寝食を共にするうちに、互いのことを信用し仲良くなっていく。
なんやかんやで、あまりにも鬼が無防備かつ無知であることを知った青年は鬼に興味と好意を持ち始める。献身的だが無防備な姿に少しの悪戯心。人里離れた二人きりの家の中で、青年はあの手この手で鬼に性的な悪戯をするようになり…?

★帰還→「鬼の花嫁」エンド
好感度高、開発済み、善良トゥルーエンド。
鬼は青年により快楽落ち状態のため、ほぼいいなりの状態。お互いに愛はあり離れがたいが、青年を愛してるがゆえに「帰らないと」と後押しをすることに。渋々と帰ることにするが、青年は鬼をつれて帰ることに決める。山から出たことのない鬼もまた、愛する青年のために山を下り、村へと向かう。紆余曲折ののち、村で認められた二人は無事、結婚。ある晴れた日に、村は総出で二人を祝う。「…これからも、一緒にいてね」と、白無垢に綿帽子を纏った鬼が幸せに笑うのだった。
さらに先の未来では、村は半鬼半人の村として密かに鬼と人の隠れ里として知られるようになるのだった。


★帰宅→「座敷牢」
分岐。青年の悪徳値とトリガーにより発生。帰還する点は変わらないが、一定条件により変化。

「失意の牢」
メリーバッド。理解が得られず、帰ることもできず、自由のないまま鬼を牢で飼う。青年は毎日のように会いにくるが、回りはそれを許さない。世話をするものたちは「恐ろしい鬼」を恐れながらも冷たく接する日々。鬼は「それでも、一緒に居られるなら構わない」と薄く微笑むのだった。いつか、二人で穏やかに暮らす日々を夢に見て…


「"鬼"」
メリーバッド。理解が得られず、鬼は牢のなか。回りは己を認めず、愛するものも認めない。そんなある日、愛する鬼が何者かに傷つけられたとあれば、もはやなにを躊躇おうか?
新月の夜。屋敷に悲鳴が響き渡る。駆けつけた村人たちは、手にした明かりでうすらと惨状を照らし出してしまうのだった。赤濡れた、鬼面を被る青年の姿を。「…もう、誰にも邪魔はさせません」ゆらりと揺らめく炎のせいだろうか。鬼に微笑む青年の影に、角が見えた気がした。



★ハッピーエンド「二人きりの家」
二人で駆け落ちエンド的なやつ。ハッピーよりエンドのひとつ。村に帰らない選択をした場合には村からの捜索を逃れるために二人で遠くへ去る。座敷牢ルートに入っていた場合は、青年が村から鬼を連れ出して遠くへと去る。何処か人里離れた場所で二人が仲睦まじく暮らす姿で締め括られる。「あなたがいればそれでいい」というセリフは、後述のエンドと同じ。



★「鬼の住む家」
バッド。一定トリガーにより、村に帰る選択をした際に発生。いわゆるヤンデレエンド。愛されて愛したけれど、去る青年を押し止めたくて、ただ一緒にいたくって。でも、どうしたらいいのかわからなくって… その足がなければ、どこにもいかないだろうと、足の腱を断ち切ったのだっま。怯えながらも、その愛に諦めた顔をする青年にすがりながら鬼は微笑む。「あなたがいれば、それでいい」と。


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とりあえずおもいついていたところまで。

mae//tugi
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