屋敷夫婦会話ネタ///

「…君は、今日も美しいな。白磁の肌に豊かな黄金の瞳、柔らかな桃花の髪… 本当に、色のついた彫刻のようだ」
「またか。会うたびに言ってないか、それ。おれ、…僕のような使用人ではなくて、女性に言ってあげたらどうですか、坊っちゃん」
「…むぅ、本心なのだが」
「いやいや、余計にタチ悪いでしょ…」

みたいな感じに、線は引きつつ軽口みたいな感じで話してほしい。貴族貴族してるので言い回しが装飾ぎみなルディとそれよりはさっぱりめの男の子感のあるまだ使用人のうぇざくん、みたいな。あとさらっと毎日口説いててほしい。相手にされてない。そして結婚してからも同じように口説いててほしい。

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「…私が信用できるのは君だけだ」
「はいはい、ありがとうございます、ありがとうございます」
「…なにやら投げやりだな?本心なのだが…」
「だって毎日毎日言うんですもん。坊っちゃん、俺以外にも友達作らなきゃだめですよ」
「不要だ。それに、先日痛い目をみたばかりだ。当面はお前も二人でいい」
「はいはい、仰せのままに」

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「坊っちゃん、話って?」
「…婚約の、申し込みがきた」
「! ぁ、あー、えっと… そっか… おめでとうございます、リューディガー様」
「… おまえ、に…」
「えっ?」
「お前にも、縁談が来たと、聞いた」
「…どこからお聞きになったんですか。…そう、そうですよ。わたしにも、婚約の申し込みがありました。その、結婚してもここに勤めるのはかわらないので… 坊っちゃん?」

「…断ってくれないか」
「え? 縁談?えっとー…あ、まさか、俺が結婚するとマズイ相手でした?」
「ちがう」
「…坊っちゃんの政敵とか」
「ちがう」
「…好きなかたでした?」
「… もし、そうだと、いったら?」
「えっ!?そ、それは気がつかなくて… って、あの、坊っちゃん、あの?」

「…縁談が来たが、すぐに棄てた。おれには、いらない」
「えっ、と、あの? ですから、俺の縁談も破棄して、坊っちゃんがご結婚…」
「…… しない」
「え?えぇ?」

「…おれは、」

「俺は、お前といたいんだ」

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「俺は君と一緒にはなれない。本当はわかってるんだろう、ルディ。それに、俺は男だし… 君にはこの家を継ぐ責務がある。俺では、君に立ち並ぶことはできないよ」
「…… いやだ、お前がいい」
「ルディ……」
「必ず、俺と結婚してくれ。そのためなら、俺はなんだってする」
「ルディ、頼む、わかってくれ」
「…… わかってるとも。このままではお前が頷いてはくれないことも、お前を迎え入れることができないことも。だから、せめて一番近くで見ていてくれ」
「ルディ? …なぁ、お前、一体… どうするつもりなんだ」
「どうもしないさ」

このあと縁談をすべてぶった切り始めるし、婚約候補の令嬢をことごとく罵倒するようになるし、自分もめきめきと力をつけたりなんだりするようになるやつ。

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「……まぁ、困った人」

「執務は終わられたのですか」
「……終わった」
「嘘ですね」
「……つかれた」
「はいはい」
「……膝枕くらいしてくれないのか? 俺の美しい人」
「お仕事が終わられたら、考えて差し上げますよ」
「よっっっし… 1時間で終わらせてくる」

「……やればできるんだから、やればいいのに… 本当に君ってやつは… ふふふ」

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「いかがなさいました」
「明日、屋敷の全員に暇を出してある」
「へっ?」

「まぁ知ってるやつらばかりだからな、快諾してくれた。 ……明日は、二人きりだ」
「…… …… ……あきれた」

「君って人は… 君って人は本当に… はー、本当に…」

「……明日は、いつもどおりの姿でいい」
「……はぁ、わかったよ。どうせ今から取り消せないだろうし、うん。たまには羽を伸ばさせてもらうよ」
「そうしてくれ」
「でも君の世話はしないといけないんだろう? 坊ちゃん」
「ぅ… … … ど、努力はする…」
「自炊できないくせに」
「うぅ……」

mae//tugi
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