「んー…?なんだ、騒がしいな」
「…おきたか、UV。」
「おはよう?君たちは誰だい」
「誰かって、そりゃあ、反逆者だが?」
「はぁ、そりゃあまた素敵な自殺志願だね」
「…あんたには死んでもらう。
 頂点に君臨するクレイジーなコンピュータもな。」
「あっそう。よくここまで来れたねぇ。」
「…腹立たしいやつだなぁ!」
銃が向けられる。
ただイライラとした目で彼らを睨む。
「いつまでも悠長に構えてるんじゃねぇぞ」
そこへ思考の王者が引きずり出される。
「…反逆者は即刻処刑ですよ、市民。分かっておりますね。」
「な…ネイシャ!?」
「…はっ、本当にイカれコンピューターに愛称なんざつけてやがるんだな。狂ってやがる。」
「…君たち、誰に手を出したかわかってるんだよね」
「あぁ。このイカレてる世界のイカレた独裁者を殺しにきただけだしなぁ」
「どうせ上から見下げてるだけのUVとコンピュータにできることなんざぁ…ねぇだろう」
「この僕を殺すって?ネイシャも殺すって?」
「あぁ、市民、それは随分と愚かしい考えにほかなりませんよ」
「黙れ!」
銃の柄で男が殴りつければ、がた、とその柔らかいイスを跳ね除けるようにマーリーが立ち、笑った。
「UV直々に略式処刑だ。おめでとう!」

(盲目だけではたどり着けない場所、つまりそういうこと!)

mae//tugi
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