「先日の醜態の弁明を聞きましょうか」
「今回も見逃してくれるかい」
「内容によっては」
「…ちょっといらっときちゃったんだよ」
「そうですか。それはなぜ？」
「ほかのやつらまであなたのことを呼ぶことが」
「…あぁ、いつものですね。」
「（肩をすくめる）」
「仕方がないでしょう。この私は私以外にありえませんから。他に何かがいてもおかしいのです。」
「それはわかってるけど、やっぱりいらっときちゃってね。本当に僕以外あなたのことなど知らなきゃいいのに。」
「それに当てはまる症状を知っています。独占欲、それから嫉妬と呼ばれる不幸なものですね」
「へぇ…さすがはコンピュータ様」
「まったく、この私の親愛なる友人としてこのアルファコンプレックスを指揮するにふさわしいと言い切れるのはあなたをおいてほかに見つけられないのですから…しっかりしてください。いい加減これ以上反逆をするなら処刑しますよ。」
「…はーい」
「……わかっていないでしょう」
「…わ、わかってるよ…」
（いつもの致命的エラー。）
mae/◎/tugi