マスターはごきげんでした。
きらきらひかるしろいかみに、しろいふく。きいろいおめめはきんいろにみえました。
「おはよう、気分はどうだい」
にこりとわらいながらうなずきます。すると、マスターもまんぞくげにわらうのです。
「とっても!」
「そうかい、それはそれは…いいことだ。」
おいで、といわれてついていきます。となりのおへや。たくさんのものがならんでいます。おててにあし、あたまにおめめに、ナイフやライフル…たくさん、たくさん!
「こっちだよ」
マスターとてをつないで、かいだんをいちだんにだん。のぼりきると、まぶしいくらいのあかりにめをとじてしまいました。
「…マスター、なんだその餓鬼」
「この子かい?この子はね…」
めをあけると、ああ、すぐにわかりました。ふきげんそうにわたしをみる、そのひとが。ながいながいゆめのなかで、なんどもきかされ、なんどもみたすがたでしたから。ずっとずっと、このひをまっていたのです。
人形が夢の先
「サキ、です!おねえたま!」
「…マスター、面」
「貸さないよ」
ずっとずっとあいたかった、わたしのおねえさま!
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唐花咲をオリジナルとしたドール。サキ。
人造人間をつくったことがあるマスターならできそうだなって。
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「マスター、これどうすんだよ」
「どうもしないよ。サキ、どうしたい?」
「おねえたま…」
「ちっ、仕方ねぇな…!あとその呼び方やめろ、鬱陶しい!」
「ぴっ…」
「もうちょいシャキッと呼べ、シャキッと!」
「ぴぃっ…え…う…」
「また無茶苦茶言ってるよー…」
「返事はどうしたチビ」
「は、はい!姉御!」
「よし」
「いいんだ、それで…」
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