恋焦がれて見た夢8





※以降R18続きます。
















男が喘いでいる、それだけだ。
本当なら気持ち悪いと思った。
だからこそ初め、店主に臨也を抱けと言われてひどく抵抗があった。
今でも男を抱くなんてことはしたくないと思っている。
けど臨也は別だった。
ここの花魁にNo1だと言わせるほどに妖艶だったから。
気がつけば俺自身が臨也を抱きたいと思っていた。
女の代わりとかじゃなくて、ただ目の前にいる臨也を抱きたい。

「あッ、ぁ、んぅ・・・」

触れるたびに反応する臨也の体に俺はがっつく。
舌を使い突起をいじり、片方の手で脇腹を撫でる。
さっきはやめろと言われたが今回は何も言わずにされるがままだ。
少しだけ歯を立てるとビクっと体を揺らした。

「ふぁ・・・あ・・・やぁッ」

懸命に俺の背中にしがみついてくる。
爪が食い込んでいるようだが、そんなこと気にもならない。
視線を下におろしていくとすでに先走りを流す臨也のモノが目についた。
俺も男だからその感覚はわかる。
だから何も言わずにそれに触れた。
思いがけない俺の行動に臨也は目を見開いている。

「あぁッ、や、さわっちゃ・・・ひぁあッ」

俺の手であっけなくイってしまった臨也は脱力している。
そうこうしている間に俺はローションを手に取った。
手のひらで人肌程度に温める。
最初は本当に勃つもんかと思ったが問題なかったようだ。

「臨也、後ろ慣らすから。」

「うん・・・。」

指を1本だけ入れてみる。
やはりそこは女の機能を持たない場所だからか、臨也は少し顔をしかめる。
出す場所に入れるんだから不快感は相当なものなんだと思う。
指1本でもやっとなこの場所に自分のモノが入るだろうか。
ゆっくり指を動かしてみる。
ローションのおかげでいくらかマシになってきたそこにもう1本指を入れてみた。
きゅぅっと締め付けてくるそこは熱い。
臨也の腰も少しずつ揺れてきてつい俺も焦ってしまう。
でもまだ、まだ早いと思ってちゃんと慣らす。
痛い思いも辛い思いもさせたくない。

「シズちゃん、はやくぅ・・・」

潤んだ上目使いで見てくるもんだからその一言に理性が飛びかけた。

「まだ。」

「やぁ、いじわる・・・」

指が3本入れるほどになったそこはもう十分なのだろう。
それでも焦れる臨也をもう少し見ていたくていじわるをしてしまった。
一気に指を抜いて換わりに自分のモノをあてがう。

「いっ、ぅあ・・・き、規格外だって・・・」

全ては入りきらなくて、一度止まる。
苦しそうに呼吸をする臨也、汗で額に張り付く髪を掻き揚げてやる。

「つらいか?」

この言葉に首を横に振る。
そして俺の首に腕を回しそのまま上体を起こせと言う。
俺はそのまま言われたとおりにすると、臨也が俺と向かい合わせで座る形になった。

「ん、あッ・・・ちょっと荒いけど、入った。」

今の状態を言うならば対面座位ってやつ。
おいおい、これから俺はどうしたらいいんだよ。
戸惑っていると笑われて引っ張られた。
うん、これで元通り。もちろんちゃんと繋がったままだ。




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