シャンプー台へどうぞ
##amz_4199004211#S#
おススメ度★★★★
あらすじ
「ちょっとだけ、しないか」
中学時代、幼馴染の泰彦(やすひこ)に好奇心で誘われたSEX。
有人(あると)は覚えたての行為に夢中になるけれど、実は密かに泰彦が好きだった──。
14年後、人気美容師になった有人は、旧友との飲み会で泰彦と再会。昔は、強引で粗野だった泰彦は、洗練された大人の男になっていた。
未だ泰彦に想いを引きずる有人は、再び熱くなる体を抑えられず……!?(本書より)
なんつーか、ストーリー云々はともかく。
この主人公のような人って、実際にいるような気がします。
多感な頃の初体験。それが元で、自分の嗜好がどちらとはっきり定まらず、誰と寝てもしっくりこないなんて……トラウマもいいとこです。
ですが、この主人公の有人くん。
諦めの悪いうえに、一歩間違うとストーカーになりかけています(笑)
そのくらい、この恋に執着していたんですねぇ。しかも、相手が自分のことを憎からず思っていると分かったら、焦らしつつも手中に入れてしまう。
美形だからこそ、許せます。ええ、ホントに。
本来なら、恨み事のひとつでも言ってもいい相手なんだよなぁ……攻めが。
どうしようもなく朴念仁。でも、イイ男っつうのがなんかムカつく(笑)
こんなレビューを書いていますが、小説の内容はとてもよかったですよ。受けの苦しさと切なさ、焦らされつつもハマっていく攻め。
ラストは甘いハッピーエンドでした。
Copyright Notice (C)Eryu's Bookshop/Eryu Katsuragi Since 2006
All Right Reserved.