デートのち異能犯(1)
〔本文〕
9th.Jul.2017
街
陸「……」てくてく
香澄「……」てくてく
香澄「(こんなふうに二人で街を歩くのもいいなぁ)」
隣を歩く香澄をちらりと見て、はにかんだように笑う陸
陸「……」にこっ
香澄「……んっ」にっこり
香澄「(『手をつなごう』って、陸に言ってみようかな?
この辺りならきっと学校のみんなもいないし、大丈夫……だよね)」
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