仕事終わり、近くの百貨店でナミとロビンと三人で水着を買い、帰りにバラティエで食事をする。
「いらっしゃいま.....ナミさん!!ロビンちゃん!....それにナマエさんも...!!!
なんて素敵な日だ!
おいパティ!!VIP三名様御来店だ!!」
相変わらずのテンションのサンジくんに案内され、すぐに運ばれてきたスペシャルディナーコースを頂く。
少し酒が回れば、すぐに話は色恋関係へと変わっていくのが女だ。
「ねえねえ、ナマエってシャンクス社長と付き合ってたんでしょ?」
「!え、ええ、そうね」
「いーわねーあんな男前でお金持ち。しかも大手会社の社長!私もそんな男欲しいわよ」
「ナミもロビンもいないの?いくらでもより取り見取りでしょう」
「いないわよ!私は三高じゃないとお断り!
ロビンはいるわよね?」
「ふふ、一応ね」
「あら!彼氏いたの?酷いわ、教えてくれないなんて!」
「アイスバーグさんよね?ウォーターセブンの」
「アイスバーグって、株式会社ウォーターセブンの社長の?すごいじゃない!」
「ええ、もう三年になるわ」
「結婚式に呼ばれる日も遠くないわね!
そうだ、あなたは今どうなの?ナマエ。」
ぎくりとするナマエ。
2人からじっと見られ、嘘はつけない雰囲気に小さくため息を吐いて白状した。
「えーーーー!!!エースと付き合ってるの??!!いつから?!なんで?!」
「まあ、あの子ずっとナマエのこと追っ掛け回してたものね」
「ついこの前よ。というか昨日?
なんで....って言われたらよくわからないけど、」
「意外すぎるわ!ナマエならマルコ部長やキラーさん、トラファルガー部長みたいな大人の落ち着いた男が合うと思ったのに!」
「トラファルガーは絶対無いわね。
でもエースいい子よ?仔犬みたいで可愛いし」
「もうセックスはしたの?」
「ロビン、あんた率直ね...」
「ええ、したわよ」
「ナミはわからないかもだけど、歳下って物足りなくないかしら?」
「うーん、そんなことはなかったわよ。シャンクスやその辺より若さがあってまた違う良さがあったわ」
次々とお酒を追加注文しながら女達はトークに熱をあげる。
携帯を見れば時刻は夜22時を過ぎた。
エースから何件かラインが入っていた。
「ごめんなさい、私そろそろ行くわ」
「そう?あー、エースね?」
「みんなには秘密にしてちょうだいね?
じゃあ、お先に」
2人と別れ、店を出てから携帯を見ればナイスタイミングでエースから電話がかかってきた。
「もしもし」
『もしもし、ナマエ?大丈夫か?』
「あら、なにが?」
『いや、ナミ達と買い物行くって連絡あって以来連絡つかねェから、心配でよ』
「ああ、ディナーしてちょっと飲んでたの。
ごめんなさいね」
『そっか!ならよかった。今何処だ?』
「バラティエの近く。飲んじゃったから代行で帰ろうかなって。」
『おれ今会社の近くいるから、迎えいくからそこで待ってろよ!』
その電話を切ってから5分も経たないうちにエースはやって来た。
シルバーのセダンは派手でもなく地味でもなく、エースが運転すると様になっていた。
「おつかれさん」
「おつかれさま、お迎えありがとう」
「ナマエんちでいいよな?おれ泊まっていっても平気か?明日、朝一緒に行こうぜ」
「ええ、もちろん」
車を発進し、ナマエのマンションへ向かう。
「なに買ってきた?」
「水着よ。来週旅行で着るから」
「へェ。どんなの買ったんだ?」
「秘密。お楽しみよ」
「えー」
10分程でマンションに着き、ナマエのパーキングに停め中に入る。
「シャワーお先どうぞ?」
「いいのか?サンキュ」
エースがシャワー浴びているうちにお酒を作り、借りている映画の続きを見る。
すぐにエースが出て来たので交代して入り、出るとほのかにいい匂いがした。
「エース?あら、」
「キッチン借りた。
酒のツマミ作ったから、食おうぜ」
2人でソファで寛ぎながら映画を見る。
エースはいくつか部屋着や下着、スーツを持ってきてナマエの部屋に置いた。
それと大量の料理道具も。
「あー、もう本当幸せだ。おれの腕の中ににナマエがいるなんて」
「ふふ、大袈裟よ」
「大袈裟なんかじゃねェよ!
ありがとな、ナマエ。おれと付き合ってくれて」
「こちらこそ」
「でもおれさ、多分ナマエが思ってるよりずっとお前のこと好きだぜ?もう一時も離したくねェくらい」
後ろからギュッと抱きしめ、
首筋に優しく唇を落とす。
「ん、擽ったい、..」
ふわりと香るあまいナマエの匂いに当たり前に雄は疼き、我慢出来ずに豊満な胸に手を伸ばす。
「っあ、..映画、途中...」
「悪ィ、終わるまで待てねェ....」
「、もう...」
苦笑しながらナマエがテレビを消したのと同時に、あつい夜がまた始まった。
.
_19/30