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土日を終え、またいつもと同じ月曜日がやってきた。

結局あのホテルでドフラミンゴと土日を過ごした。
と言っても夜なんか特にベッドから降ろしてもらうことはなく、ナマエの足腰はガタがきていた。



「はぁー...眠い」


「ナマエ、契約お疲れさん」


「エース、おはよう。ありがとうね、あなたのお陰でもあるわ」

「おれはなんもしてねェよ。
そうだ、あのよ、今夜って..」


「ラーメンでしょ?勿論空けてあるわ」


「そうか、よかった!
じゃあ、終わったら行こうな」


エースは嬉しそうに笑い、ガラス越しのデスクルームへ仕事に戻って行った。






ーーーー





「おつかれさま、エース。
終わったかしら?」


「ああ、今終わった!」


「おいエース!お前まだ終わってないだろうがよい!」


「終わった終わった!
ほら、早く行こうぜ!」


「ふふっ、ええ」




二人はマルコから逃れるように車で会社を出て、エースの行きつけのラーメン屋に向かった。


「とってもおいしい!」


「だろ?すげーうめェんだここのラーメン!」


「ええ、それになんだか新鮮だわ」


「あ、あんま来ねェよな、こういう店....お洒落なとこ探したんだけど、よくわかんなくてよ..」


「いいえ、こういうのも好きよ。ありがとうね」


「そうだ、このあと暇か?」


「ええ、空いてるわ」


「よかったら、バーとか行かねェか?その、ナマエん家に車置いて行けばお前も飲めるだろ?」


「あ、まあ、そうね。いいわよ」



二人は暫く雑談をして、一時間半ほどでその店を出て、ナマエの家へと車を置きに向かった。



「で、けェ....!」


「えーと、よかったらうちのマンションのバーに行かない?景色はいいわよ」


「ぜ、是非..」


二人はナマエのマンションに入り、最上階付近にあるバーに向かった。
エースは門衛からスタッフから、まるで一流ホテルのような警備体制と、そのマンションの豪華さにキョロキョロと落ち着かない様子でナマエの後をついていた。






「綺麗でしょ?景色」


「ああ.....綺麗だな」


お洒落なカクテルを飲みながら、目の前に広がる景色を眺める。



「エースって、誰かを愛したことある?」


「ぶっ...! な、なんだよ急に...!」


「あるの?」


「そ、そりゃあおれだって恋愛の一つや二つしたことあるぞ」


「そうよね、エースかっこいいし優しいし、可愛いし、女の子がほっとかないわよね」


「可愛いは褒め言葉じゃねェよ..」


「ふふ、ほら可愛い」




少し膨れたエースの頬を撫でる。



「で、ナマエはどうなんだよ」


「私、はね...。いたわ。唯一愛した人が」


「マルコから、ちょっと聞いたんだけどよ....それってあのレッドフォース社の...」


「あら、マルコったら酷いわ。
でもそうよ。レッドフォース社の社長、.....シャンクスよ」



私が、唯一愛した男。




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